コロナウイルスの感染拡大を受け、発令された緊急事態宣言から1週間が経って、いよいよ自粛の色合いがあらゆるところで濃くなってきました。
皆さんは体調など、大丈夫ですか。
ここ、東京は1日1日と表情を変えているように感じます。

大都市から地方へ、この惨禍が飛び火していくのがとても心配…と言っている間に、もうほぼすべての都道府県で感染が確認されてしまいました。それぞれに医療問題、経済問題、解決すべきことは山積しています。

これについて大真面目に書いた原稿もあるのですが、書いては消し、書いては消しを繰り返しています。先にふれた緊急事態宣言も、政府と東京都のものに関しては、代表質問までひととおり観て聞いて、そうすると当然のように沸々と、思うことが湧き上がってきます。ただ、記者でもない「一介のミュージシャン」がこの立場でどこまで話すべきなのか、うーんと考えてしまいます(考える前に書いてしまえ、と思ったりもしますが)。

自分にできることを模索しながら、ひとつずつやってみようかな、と。この先どんなことだって起こりうる、という考えのもとで。2月の下旬、ウイルスの話を聞いた割と初期の方から、年配の方とお会いすることは、誘っていただいてもひたすら控えてきましたが(自分がいつ、どこでウイルスに感染しているかなど分からないので)、それがもう、基本的には誰とも会えなくなってしまうだなんて。大阪の家族にだって会えない。

ただその分、たとえば電話することが少し増えたりして、私にとってこれは珍しい現象です。
この前も、父と久しぶりに電話で話をしました。
他愛ないことだって、なんだか良いものですね。
それから、北海道の大学に入学したばかりの従兄弟からも近況を聞いたり。札幌だけれどかなり自然に囲まれたところで、まだ雪が降っているのよ、とか。
他にも、まだ試していないのですが(今週トライ予定)、なかなか会えない友人とオンラインでお茶やお酒を飲んだりするのも、楽しいかもしれません。
今回のことを受けて拡がるリモートワークや、新たなコミュケーション方法を模索することは、この状況が終息しても、新たな生き方、暮らし方を見つける上で、とても意味があることのように思います。

暗いことばかりに目を向けず、プラスに働くことも少なからずあるし、そこに興味を持って生きている最近です。

ともかく今は一瞬一瞬、起こること、人々、目を逸らさずしっかり見て、感じておくことは大事だなと思っています。







(生存確認のための顔写真。)


作詞家の松井五郎さんに先日、ある映画を薦められて以来、今こそ観る価値(考えのヒント)があるのではないか、とパンデミック系の映画をいくつか鑑賞しましたが、これは1971年の「アンドロメダ」。
マイケル・クライトンが原作者で(ジュラシックパークなどを書いている)、監督はロバート・ワイズ(ウエスト・サイド物語)。
こう聞くとかなり万人受けしそうなものを想像してしまいますが、かなり、何というか、カルト感の強いSFです。
それがすごく良い感じなのです。
カットとか、セットとか、演技とか、真面目であればあるほど滑稽なのです(もちろん良い意味で)。
でも何より、音楽が良い。
深夜には、私はよく「現在でも、ここでもないどこか」へ連れて行ってくれるものを好んで聴くのですが(健全な「トリップ」です……悪しからず)、これは私のお気に入りアルバムの完全な仲間入り。このサウンドトラックはかなりおすすめです。



書きながら思い出した、「ブレードランナー」のサントラ、去年は良く聞いていたなぁ…遠い目)
「2001年宇宙の旅」は好きでDVDを持っていますが、久しぶりにまた観たくなってきた。







…などといったことを、最近始めた課金制のSNS「In My Room」で公開しています。疑問や不満は至るところで噴出していて、疲れている人も多いだろうし、こちらを覗いてくれる人には、生活が少しでも楽しくなるようなものを紹介していけたら良いのかな、と思っています。まだまだ有料記事って馴染みがないかもしれませんが、他のSNSよりも更新頻度はずっと高いですので(笑)、ぜひ興味のある方は利用してみてくださいね。どうぞよろしくお願いします。