3連休ですね。
いかがお過ごしですか?
少し寒くなったね。


私は1週間ほど前、映画を観に行きました。
クイーンの映画「ボヘミアン・ラプソディ」。
それも3日後、またもう1度。

めちゃくちゃ良かった。絶対映画館に行くべき。
…じゃあなーんにも伝わらないと思うから、ちょっと書いてみよう。


クイーンのヴォーカル、フレディー・マーキュリーの生き様を浮き彫りにした物語、でもちゃんと音楽が真ん中にある作品です。
帰りにはみんな一様に「クイーン最高!」となって聴きながら帰るの。

これまでフレディーについて「タイツの人」の印象があまりに強かったけれど、
とんでもなく華麗であり、一方でおそろしく闇の深い人物なのだと知りました。それは後ほど書くとして、



この4人のバランス、ビジュアルも魅力的(お洒落)。


今回の映画ではクイーンのメンバー2人が音楽プロデューサーとして指揮をとっていて、1曲1曲が各シーンで大切に使われているのだけれど、今繰り返し聴いていて、劇中で特に印象的だったのは

・Somebody To Love
・Killer Queen
・Under Pressure
・Radio Ga Ga (ドラムスのロジャー・テイラー作詞曲)
・We Are The Champions 
・Don’t Stop Me Now

そしてもちろん、タイトル「Bohemian Rhapsody」も。
こんなに良い曲、たくさん書けるってすごい。すごすぎる。
この人の声ってこんなに色があるんだとか、コーラスワークが素晴らしいとか、歌詞のことだとか、聴いていて毎日発見がある。

フレディーは音楽について「現実逃避」とどこかのインタビューで答えていたけれど、この人の音楽は多くの人を救っていたと思う。


本人はといえば生まれのコンプレックス、見た目のコンプレックス、同性愛、…
けして生きやすいとはいえない環境の中を、見事に音楽に昇華していった人。

HIVとわかったのが1987年。亡くなったのは1991年。
当時不治の病として恐れられた(偏見もかなりあった)病気に侵され、亡くなる前日に公にし、45歳の若さでこの世を去った。

歌というのは、生きもののようにその人を導いたり、現実化してしまったり、必然を感じさせたり、
さまざまに、人生そのものに大きく関与してくるものだと私は信じているのだけれど(それがなければその曲は嘘なのだ)、
フレディーは死期が近いことを悟ってから、自分が産んできた曲たちをどのように見つめたのだろう。
その時はもうこの世界みんなのものになっていた、彼自身の曲を。
どのような気持ちで、歌ったのだろう。聴いただろう。

タイムリミットを背中に感じながら、どのように残りの人生を生き、音楽と向かい合ったのかがふと、とても気になった。
(ラスト・アルバムがそれだ思って、聴いてみているところ)


私の関心事は、いつも人それぞれの生き方にあって
その人が音楽家であれば、生き方がそのまま音楽になって鳴ってくる。
その人が料理人であれば、料理の味ににじみ出る。
その純度は、いかに真剣に毎日を生きているか、その辺りにキーがありそう。
生き方、人生こそが人にとってもっとも大きいテーマであり、素晴らしい創造物だと思うから。
実は、みんな同じだって気がする。やっていることは具体的には違っても。


ちなみにこの映画、スクリーンにへばりついて大迫力(の音)で観ることをお勧めします。
最後のシーンは、ものすごく前だったおかげで、まるでコンサート会場にいるかのように没入していました。



今日はフレディ・マーキュリーの命日です。
皆さんも、ぜひ観に行かれてください。







さぁ、ワンマンの準備しよう。