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こんにちは。 中村美幸です。

ご訪問下さり、ありがとうございます。

このブログでは主に、小児がんを患った長男(渓太郎)との闘病、別れを通して知った「幸せ」や「愛」、「命」「生きること」について綴らせていただいています。

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6月4日に愛犬キラが虹の橋を渡り、昨日、四十九日を迎えた。

当初は遺骨をお墓に納める予定だったのだけれど、息子がコロナの濃厚接触者となったため、納骨は来月まで見送ることになった。

 

もうしばらく我が家の居間に置かれることになった小さな骨壺を眺めながら蘇るのは、キラが旅立つ前日の夜のこと。

 

その数日前から私がキラの添い寝をするようになっていたのだけれど、その日はキラの身体の痛みはひどく、「ウー、ウー…」とうなり声をあげるほどだった。

 

「キラちゃん・・・」

 

「キラちゃん・・・」

 

私はただただ名前を呼んで、身体を撫でることしかできない。

 

昨日までだったら、そうすることで安心して私の胸の中でしばらく眠りに就いたのだけれど、その日は痛みのあまり、うなり声をあげながらフラフラと布団の周辺を歩き回った。

 

「なんとかならないか」と思い近所のドラックストアまで車を飛ばして、スポーツや登山をする時に使う酸素ボンベを購入し、キラの鼻先に吹きかけたのだけれど、小さな身体を襲う激しい痛みはそんなことではなんの効果も示さなかった。

 

 

(ごめんね・・・。ごめんね・・・。お母さん、なんにもできない・・・)と心の中でつぶやきながら、必死に涙をこらえた。

 

 

私が泣かなかったのは、以前、娘にこう教えられていたからだ。

 

 

―――「自分のせいで飼い主さんを悲しませたり苦しませたりすることが、犬にとっては一番悲しいことなんだよ。だから、いざというときも、キラの前で泣いてはいけないよ」と。

 

 

 

そんな状態が夜中続き、「あとどれくらいキラは苦しむんだろう」と思ったとき突然、とんでもない考えが頭をよぎった。

 

 

 

(私がキラの鼻を押さえてしまえば、キラはラクになる・・・)

 

 

 

犬は口呼吸ができない。

 

この小さな鼻の穴だけ押さえてしまえば・・・。

 

 

 

しばらくキラの鼻を見つめたあと私はすぐに我に返ることができたけれど、もしキラが人間だったら・・・

 

もし本当に鼻を押さえてしまっていたら・・・

 

私は介護殺人犯になったのか・・・。

 

 

 

 

 

大好きで・・・

 

苦しめたくなくて・・・

 

ラクにしてあげたくて・・・

 

 

 

自分のことは顧みることもなく、大切な人の命に手をかけてしまう気持ちを経験した。

 

 

 

 

今でもふと、あの瞬間を思い出す。

 

キラの苦しみと私の心の痛みが頂点に達した、あの瞬間。

 

 

 

それは私にとって、悲しみに包まれた愛おしさが頂点に達した瞬間だった。

 

 

 

 
 
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