”デンスブレストではマンモグラフィは不要ですか??” 広大病院乳腺外科 追記あり | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

3月~4月に、

医療の進歩、最新の医療を正しく理解し
玉石混淆の情報で怪しい治療に流されない
ためには、
まず、「標準治療≒保険診療」を
知っておこうよ、押さえておこうよ、

ガイドラインをツールとして
それぞれの治療のメリット、デメリットを
主治医と話し合って
 (場合によっては、セカンドオピニオンも
  受けて)
患者自身が納得して治療選択する、
場合によっては、人によっては、
先進医療や臨床試験も検討してみる、とか

その上で、代替療法(補完療法)は、
追加で、考えようよ

※その上で、
  年齢や基礎疾患や、癌の種類、状態や
  それぞれの価値観で、
  選択は変わってくるのだと思います。

という主旨で

⚫標準治療(≒保険診療)とは何か、
  乳癌治療の目的と概要

⚫標準治療(≒保険診療)の
   具体的な治療手段、 各論として、
   手術、薬物療法、放射線療法

について、再掲し、

治療判断に重要な検診・画像診断についても


を再掲しました。

その中で、マンモは、デンスブレストだと
映りにくい、発見しにくい、
ということを書きました。

時々リブログさせていただいている、
広大病院乳腺外科ブログの記事を
リブログ紹介させていただきます。

デンスブレスト(高濃度乳房)でも、

「マンモグラフィは不要または意味なし」
ではありません。

乳がんの7割がたは硬い塊をつくります

(中略)

"https://ameblo.jp/hubreast2018/entry-12440371510.html"
にも書きましたように、

乳腺濃度の高い方ほど自己チェックが
とても重要だと思っています。

(中略)

2~3割の方では塊(しこり)が
できにくい乳がんがありまして、
このようなタイプは
マンモグラフィでの石灰化(カルシウムの
小さい粒です)や構築の乱れ(引き攣れて
しわが寄っているような影です)が
がんの発見に大切な所見となるものもあり、
しこり(腫瘤)を見つけることが得意な
乳房エコー検査だけでは不十分と
言わざるを得ません。

マンモグラフィ検査所見を確認しながら
乳房エコーを行うことが、
要精密検査となった方には必要な
最初の精密検査なのです。
  (引用させていただきました。一部、
    青:医学的事実  ポジティブ、ニュートラル
    赤:医学的事実 ネガティブ を付けさせて
   いただきました。)

このように、専門の先生も書かれています。

私は過去記事にも書きましたように
乳がん検診もせず、諸事情で、
しこりに気付きながら放置
  (治療に入れる状況になかったので
   致し方ない)
さらに、
外来に行くレベルで初検診に行った
黒歴史がありますが、

  ※いきなり外来に行っても
   マンモを撮ったのだろうか? 
      (検診に行ったのでマンモを経験できたのかな?
      しこりを挟まれるのは、
      通常比さらに強烈に痛かったけれど
     「すぐに外来に行くレベル。皮膚を突き破ったら
        大変よ。」 
      と言われた触診後だったから、
      痛いと言っている場合でもなかった…
  エコー、生検、造影MRI、造影CT、
  骨シンチだけだったかもしれない…。

主治医が、マンモには映りにくいと
言っていたのでマンモだけだと
確実に早期発見できたかのかは疑問。

しこり(腫瘤)を形成する癌だったので
リンパ節転移も含め、
エコーにはくっきり映っていました。

という経験から、

友人・知人には、エコーを追加(自費)
することをお勧めしています。
エコーは被曝があるわけでもないし。

ー◆ー◆ー◆ー

リブログ元記事へのコメント者さんの
コメントは、私も見解を知りたい、
取り上げていただきたい点でした。

恵美先生のご回答内容も
転記させていただきます。

まず、乳がんの診療において
MRI検査が必要とされる場合が
いくつかあります。

乳がんと診断がつき、
病変の範囲や他にも病変が隠れていないか
精査し、
手術方法を決めるための補助的な検査
として行う手術前の検査で、
反対側の乳房や同じ側の乳房に
これまで受けたマンモグラフィや
エコー検査で分からなかった
小さい病変が見つかり、
取り残さずに済んだ! 
というケースはあります。


乳がんができるリスクが非常に高いと
分かっている人、特に、
『遺伝性乳がん卵巣がん症候群』
(遺伝子検査を受けてBRCA遺伝子に
   病的変異があるとわかっている方)
では、

特にお若い20代、30代で
予防的乳房切除を選択することは
現実的ではありませんので、

「精密に検診を受けて
  乳がんになっても早く見つける」方法
として
年に一回のMRI検査と半年毎のエコー検査
が推奨されます。

BRCA変異があっても乳がんや卵巣がんに
かかったことのない方は
もちろん検診として自費で受けることに
なります。

それ以外では、MRIのお陰で
分かりにくいものが見つかった!
ということもあるとは思いますが、
「悪いものではないのにいろいろ引っか
かってしまい心配や医療費が増える」
という反面が必ずありますので、
費用や効果の面を考えると
MRI検診はPET検診と同様に広くお勧め
できることではないのが現状です。

状況と必要に応じて、
個人個人で選択して受けられる検診
の1つになります。
(引用させていただきました)

検診に行っていなかった黒歴史のある
私が言うのも何ですが、

MRIは細かいものも見つかる
(偽陽性率も高いけれど)ので

患者集団の統計として
罹患率の上がる年齢では、
追加で検査を受けるといいんじゃないかな
と思います。



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