★巷に溢れる自由診療の免疫細胞療法について | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

先に、同じ記事を、

似たような問題意識を持っている
1患者として、
概ね共感を持ってリブログ
させていただきました。

 ※「概ね」と書いたのは、巷に溢れる
   免疫細胞療法の副作用は、殆ど
   問題にならない療法ではあるので、
   その点に関しては、経験者として
   事実というか実態は書かせていただきました。


先のリブログ記事では、

ノーベル賞に便乗して別物の免疫療法を
売り込む商法への懸念

に対する共感を書きました。


巷に溢れる免疫療法がなくならないで
あろう理由も、
共感を持って読ませていただき、
リブログさせていただいていることも、
やはり、
私のスタンスとして、
はっきり書いておこうと思います。

※個々の患者が、自分の考え、自己責任で
  治療を受けるのは、自由診療で提供されて
  いる以上自由だと、私は思いますが、
  患者が集団を形成して、事実と異なる
  過度な期待を抱かせるような推奨をしたり
  流れされたり
  事実を伝える他者を批判するのは、
  さすがに違うだろう、と、
  私は思いますので、
  それを私の考え、スタンスとして、
  私のブログをお読みになっている
  方々に、はっきり明言しておこうと
  思います。


とにかく希望が欲しい患者や家族と、

効果はともかく「治療」を提供する

というクリニックは利害が一致してしまう


(略)


標準治療が無効となった患者さんが、

「もう治療法が無い」という

絶望の言葉を病院で受けたら、

冷静でいられるはずがない。


仰る通りなのだと思います。


巷に溢れる自由診療クリニックの

リンパ球療法は、

かつて先進医療で指定されて研究されて

いましたが、

腫瘍を縮小させる効果を出せずに

保険診療にならなかった、


その事実は、「悪口」でもなんでもなく

「事実」です。


同じ自由診療でも、

UMSの植松先生の

四次元ピンポイント放射線治療とは

期待される効果が全く異なる。

(局所治療としての制御力、初期治療で

 あれば根治力はあると私は信じている。

 運悪く転移した場合

  ~転移し得るのは手術と同じ話で

      初期治療時に既に全身に微小転移

      があれば、残念ながら転移する、

      治療が悪いわけではない、

      手術も放射線も局所制御力しかない

      のだから~

  治療対象の腫瘍を叩く力はある、

  しかし他にもまた腫瘍が出てくる、

  「全身病」 と希林さんが表現した通り)


巷に溢れる免疫細胞療法は、

抗がん剤同様、全身療法ではありますが、

腫瘍を縮小させる確率(エビデンス)は

抗がん剤よりもはるかに低い、


※先進医療や自由診療で長期間に渡り

  やってきて、結果を出せていないことが

  物語っている。



それ単独では、残念ながら、その力は無い、

というくらい低い。

縮小する人は滅多にいないってこと。


※昔ながらの抗がん剤も、癌腫や抗がん剤

  にもよるが、奏効率は2割程度だが…。

  それは「患者集団」のエビデンス。

  抗がん剤は、

  縮小する人も一定の割合でいる

  (再現性がある)ことも 「事実」だが、

   効く人もいれば効かない人もいるってこと


  リンパ球療法も培養技術のあるところ

  (理研)での少数の実績では、

  縮小させる力もあったようだが、

  一人数千万円かかって、

  実用化できなかったようで、

  巷に溢れる培養技術のないクリニックの

  治療では、滅多に縮小することはない

  だろうと思ってよい。



それでも信じて治療するかどうかは

患者個人の自由、


一方、


他人に、根拠なく勧めるのは無責任、

集団を形成してすべきことでもない、

「事実」を述べる他者を非難するのは

筋違い、


だと私は思います。


ーーー


私自身は

巷の活性化自己リンパ球療法を

患者として治療を受けた経験者ですが


(「 免疫療法(私の場合)」テーマ内に要約を

  載せてあるように、

    ※上記テーマ内のメモ記事は、ブログを始めてから

      振り返って 書いているのではなく、全て当時のもの

      通っている病院にも、免疫療法の先生にも

      もっと詳しい元資料を提出し、どちらの先生にも

      よく調べたね、とお褒めにあずかりました…

  私は治療を検討、受けた当時から、

  事実は事実として認識した上で受けました。

  効きの悪いと感じたハーセプチンに

  何も足せないのは諦められなかったから。

  その前に、抗がん剤を足せないか、パージェタを

  追加できないか、カドサイラに変更できないか

  ~全うな考え方ではあると思います、ドラッグラグ

  に泣いただけで臨床試験はやっていた~

  勝俣先生のサイトに問い合わせ、また、

  がん研有明、聖路加、国がん中央に

  セカンドオピニオンに行き、梅澤先生にも

  問い合わせ。 その後です、検討したのは。

  ハーセプチンにはADCC活性もあり、

  目印もついているので活性化自己リンパ球療法で

  免疫細胞を活性化して増やせば微小転移であれば

  何とかなるかもしれないな、と、

  効果が藁であることは承知の上で、

  自分の身体、癌に自己責任で試しただけのこと。

  なお、FECの回数の件やドラッグラグの件、

   医師主導治験をもっとやって欲しい旨は、

   落ち着いた後で日本乳癌学会にも問い合わせ、

   要望をお伝えしました。過去記事掲載の通り。

   真摯な回答もいただきました。

   いずれも約3年前のことですが…。)


お勧めもしなければ、

恨んだり詐欺だと思ってもいません。


誤解を招いているかもしれないので

上記は「事実」だよ、

という発信はさせていただきます。


不快に感じる方は、スタンスが異なる方

だと思いますので、

私のブログはお読みにならないで下さい。


(ブログで「免疫療法の悪口」

 とお書きになられた方々の

  読者登録は、はずさせていただきました)



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