”治療効果が確定されていないのが、がん治療” 関明彦医師 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

肝癌、肝転移(他にもされている)の
カテーテル治療(動注塞栓術・動注化学療法)
をご紹介させていただいた
関明彦先生の記事をリブログ紹介させて
いただきます。

生存率、生存期間の統計の真実について
かなり分かりやすく書いて下さっていると
思いますので、
ご紹介りブログさせていただきます。


もっと難しいのは、生存期間
これ、医療者からみても難しいです。

仰る通りだと思います。


多くの生存率、生存期間は、
ファーストラインやセカンドラインの
結果に基づくもの。

標準治療で使える抗がん剤の多い乳癌
では、そうとも言い切れないが、

  ※使える標準治療があるのに新薬単独の
     臨床試験は人道上(⬅私は、大いに疑問
     だと思ってはいるが…)
     の理由で、組まれることはないから…。

それはそれとして、サードライン、
フォースラインだとしても、


その後、もし、
個別化された、最良の治療が、
これは緩和治療を含みますが、
実施されたか、
おざなりの治療をされたかで、

セカンドラインまでの結果が同じでも、
その後で大きく結果が異なり、

結果として、
同じファーストライン、セカンドラインを
受けた患者さん同士で差がでる可能性。

つまり、生存期間と言われるものは、
複数のがん治療の組み合わせの結果
である以上、
厳密には、
あるひとつの治療の生存期間と
言われているものは、
その後の複数の治療の組み合わせに
依存している。


まさに、仰る通りだと思います。

保険適応で使える抗がん剤が多く、
また使い続ける医師・患者も多い
乳癌では、

RCT(第Ⅲ層ランダム化比較試験)を
厳密に求めたところで、
OS(全生存期間)の差が当該治療の差
なのか、

さらに昔のRCTでは、
元々の癌の性質として、軽く3年、5年の
進行速度の差があるような乳癌を
一括りにした臨床試験結果
(カプランマイヤー曲線)だし…


他人事としての「集団(多数)」
なにがしかの政治的判断をするのと、
(保険適応にするかどうかの判断等)

治療の判断をする医師や患者本人が、
何もないよりは参考にはしますが、
「絶対正しい」ものではなく

エビデンスって、そういうものだ、
ということを理解した上で
参考にするものだと思います。

(私は、「医師が言うことだから」と、
 鵜呑みにする患者ではなく、
 医師が治療の提案をした「根拠」
 確認した上で、判断する患者ですので。)


いくら、科学的、統計学的、
とか理屈こねても、

基軸となるがん治療以外の、
細かな内科的なサポート、
それ以外のアプローチを丹念にすれば、
また結果は変わってくるし、

そういう治療を受けれるには、
患者さんと主治医との関係が
大切になってくる。

(中略)

主治医との関係を良くしましょう。

信頼する主治医の先生を見つけて、
見つけたら、
ちゃんと話せる関係を構築してください。


まさに仰る通りだと思います。

私がブログで述べたかった、
最大の主題でもあります。