今日は主治医診療。
先週金曜日に入っていたのだけど、
家庭事情と仕事事情で、
延期していただいての今日。
(最早で入れていただいた)
影は消えており
(今回は映っておらず、
が正確かな、5mmスライスだから…
⬆主治医がヘッジはしていた)
とりあえず、よかった~(ホッ)❗
会話はこんな感じ
主治医:
(前回のCT結果を指して)
ここにあるでしょ、これ
(今回の造影CTの結果を指して)
この辺りだけど、何も映ってないね。
他にも映ってはいない。
5mmスライスだから、
その間に入っていると分からないけれど。
私:
そのプツプツ映ってるのは?
主治医:
血管。
私:
前の肝臓や肋骨の時よりは、
先生が否定的じゃなかったし
転移っぽいかな、って感じだったから
今回は転移だと相当覚悟して来ました。
(治療の会話もそこそこ想定してきたし…)
主治医:
こういう感じで1つ映って、次に、
こういうところに多発転移してることが
よくあるから。
私:
(やっぱり、前回、先生も、転移の可能性を
かなり疑ってた、という私の読みは
当たってた…
先生、かなり、分かりやすいから…。
患者に合わせてるって言われそうだけど…)
肺癌も十分覚悟してましたし
(乳癌になる前から、肺癌と胃癌は。)
でも、とりあえず良かった。
以上、こんな感じの会話でした。
ーーー
5月に、
何も映っていなかったら
3か月毎➡半年毎にしようと思って
(ようやく寛解したかな、と思えた矢先)
油断していたところで、
肺にそれっぽい影が映っていたもの
だったから、
次の画像検査は、半年後のPET-CT
ということになりました。
で、次回は2か月後の血液検査。
転移だったら、と考えてきたことは、
棚上げで良くなりました。
せっかく考えはしたので、
一応聞いてはみました。
(最後の患者だったし)
私:
この影が単発の肺転移か肺癌だったとして
手術出来ますか?
主治医:
よほど単発か、そこだけ何とかすれば、
っていう場合はしないこともないけど、
乳癌の転移は多発が多いし、
それだけ取っても生存期間が延びる
エビデンスもないから、
まずは、全身療法の薬物療法をしますね。
私:
エビデンスはそうだけど、
先生の診てきた経験でも、そんな感じ
ですか?
主治医:
まずは薬物療法をして、
半年や1年経っても、そこしか転移が
なければ、それで手術して、良かったね、
という人も何人かはいたけどね。
転移後の治療は、本当にケースバイケース。
私:
半年や1年って、そういうレベル感
なんですね。
主治医:
そんなもんですよ。
一般人は見えてるものだけ取ればいいって
まず考えるでしょ?
医者は見えてないものが全身にたくさん
あるって考える。
ガイドラインにも書いてあるでしょ?
私:
書いてはありますけど、
やっぱり感覚的に、それでも、
小さいうちに取っちゃった方がいいと
思いますよね…。
主治医:
小さいの1つだったら生検よりは
取っちゃえっていう時もあるけど、
ある程度大きくなってから生検して
肺癌か乳癌か検査してから考える時も
あるし、ケースバイケース。
私:
放射線は?
主治医
重粒子線とかトモセラピーとかでしょ?
患者さんで希望する人はいて、
紹介状を書くこともありますよ。
私:
薬物療法の副作用よりは副作用の少なそうな
焼灼療法や凍結療法で出てきた都度
治療する方がいいってことはないですか?
主治医:
大腸癌とか消化器癌の肝転移には
いいけどね、
標準治療になってるくらいだし。
乳癌も、そこだけ何とかすれば、っていう
状況だったら、やらないことはないけど、
ケースバイケース。
基本は全身療法の薬物療法だね。
私:
小さいうちに治療しても予後が変わらない
んだったら、支障が出てから治療するか、
というのは?
主治医:
だから前から言っている通り
標準治療では、そうなっている。
予後が変わらないというエビデンス
だからね、ガイドラインにもある通り。
私:
でも、やっぱり小さいうちの方が
何とかなるとは思うんですよね。
主治医:
一般人はそう思うよね(笑)
私:
少なくとも観察はした上で考えないと、
ですよね。
(ここは、キッパリ)
でも、とりあえず、何も映ってなかったから
このまま転移せずに済んだら二次癌の心配も
出てきてCT被曝は避けたいから…、
半年後にします。
(ちょっと諸々それどころじゃないし…)
また、(目に見える)転移じゃなかったから
薬物療法の話(抗がん剤の量、種類)は棚上げ。
それから、湿疹の跡も見せました。
主治医:
前もなってたよね。
私:
ハーセプチンの頃。
あの時はハーセプチンの副作用かなぁ?
ということになったけど
この血管がダメみたいですね。
アレルギーではなかったから良かったです。
主治医:
血管××× かもね。
⬆名称と、あれこれ解説を聞いたのだけど
思い出せない。
新しいことは、なかなか一回で覚えられ
なくなっている😞
先週見てもらえてたら痒み止めの薬
(レスタミンだっけ)出してもらおうかと
思っていたのですが、
膨疹化しなくなったから、
跡はそのまま汚いけれど、今、んなことを
気にしている余裕もないんで、
薬は無しで。
ーーー
余談
主治医:
循環器のことは循環器で聞いて。
大学の頃から嫌いでよく寝てた。
私:
臓器に好き嫌いがあるんですか?
主治医:
そりゃ、あるでしょ。
私:
(その、感覚は私には分からない。
医学系は私には論外~学力じゃなく、
好きじゃない、中学・高校の解剖の授業は
全てサボった、魚も娘のために、初めて捌くことも
した、がそういうのが好きではない、ので基本は
丸ごと塩焼きか切り身、針も嫌だし、生物は
高1でオサラバしたし、娘の中学受験の理科は
物理・化学系は多少は見たが、生物は桜蔭出身
~第一志望のJG出身者を探したけど見つから
なかったので~医科歯科5~6年生の家庭教師の
先生任せ~、お蔭様で人体は良くできたし先生の
影響で一時期は医者になると言ってたのにな…。
乳癌にならなきゃ
ここまで学ぶ気もなかった(^^;)
素人にはその感覚は新鮮…。
主治医:
数学好きなんだっけ?
私:
いや、好きというほどでもないけど
苦にならない。
先生:
数学だってあるでしょ。
解析とか確率とか。
私:
まぁ、そうですね。
解析はあまり好きじゃないけど幾何は好き。
主治医:
僕は解析は好きだけど、
確率は大っきらいだった。
私:
(笑…4年前、初診の頃の会話を思い出した
私:
医学の道は進もうと思わなかったなぁ
外科は特に。
~尊敬の意味で言ったのだけど~
主治医:
僕は、数学やる人の気が知れない。
笑いながらの会話でしたが、
言葉はお互い、こんな感じ…
今日は 「確率」を協調。
言いたいことは、分かる気がしました…
枝葉末節をツツく方がいるので補記。
かつて私が主治医の説明で納得できず
セカンドオピニオンを3箇所入れたのは
エビデンス絡みのことで、
まぁ、確率・統計分野ではある、
そこは大っ嫌い、他で聞いてきてくれ、かな、
腫瘍内科の先生方が得意分野ですよね、と。
あと、好みは全く合わないことも、笑)
乳線が好きだったんですか?
先生:
僕らの頃は乳腺なんて独立してなかった
から。消化器かな。その後の乳腺は
成り行きで。今は好きでやってますよ。
大きくは、心臓か癌か、かな。
私:
ふーん。で、先生は、癌が好きなんですね。
先生:
そうだね。
心臓は、切ったり繋いだり、動くかどうか
だけ⬅こんなようなことを言ってたかな、
うろ覚え
癌は、その後も色々あるでしょ。
私:
ふーん、そういうものなんですね。
外科の中でも、癌治療を好む人と
心臓の治療を好む人の2系統があるんだ、
ふ~ん、初めて聞いた話。
知らなかった~。