でご紹介したように、
(乳癌)肝転移の肝動注化学療法の
抗がん剤のレジメンとしては、
アンスラサイクリンも適しているとあり、
私自身について言えば、
術前化学療法でＦＥＣは奏効した
(癌が縮小はした、PR)、
だからといって転移して効くとも限らない
けれど、効きの悪かったドセよりは
期待できるかな、と、
念のため、ちらっと探して
出てきたエビデンスの、備忘メモです。
ちょっと古いけれど…。
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◼乳癌肝転移へのＦＡＭ、ＦＥ
肝動注リザーバー療法
・1985-1992 56人 (日本)
荒井保明先生他
・42人
5-FU 330mg/㎡ /毎週
アドリアマイシン 20mg/㎡ /4週毎
マイトマイシン 2.7mg/㎡ /2週毎
・14人
5-FU 330mg/㎡ /毎週
エピルビシン 20mg/㎡ /2週毎
・奏効率 (cCR＋cPR) 81%
肝転移再増大起因での死亡は14%
この治療により、
70%は肝転移起因での死亡は避けられた。
OS 12.5か月
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最近のエビデンス例(アンスラではないけど)
2017年10月
◼乳癌肝転移への5-FUなど
肝動注リザーバー療法
Tewes M他
・West German Cancer Center
70人
全員、肝転移への前治療歴多数
(中央値7 line)
・使用薬剤は個々の特性に応じ
5-FUとマイトマイシン(70%)
マイトマイシン(14.3%)
メルファラン(12.9%)
5-FU(7.1%)
・奏効 14人(20%)、SD 27人(38.6%)
進行 29人(41.4%)
PFS、OS中央 2-7ヵ月
治療死はなし。
