ご訪問ありがとうございます。
直前の、
卵巣癌・ステージ4のホワイティさん
のリブログ記事
心の変遷” 』
に、ホワイティさんが追加コメントして
下さった内容
「癌告知だけでもショックなのに
そんな中、治療について
そんな中、治療について
短時間で決断しなくてはならない
やりたくない感情を持ちながら
もがきながら、進める道を探し
限られた情報で決断して
治療が始まってしまう
後からなら、色々と調べられますが
あの状況ではねえ
」
が、また、私の感覚と非常に重なるので、
そして、やっぱり、主治医は『良医』
だったなぁ、
と、3年前の告知~最初の治療選択の頃の事
を思い出させていただいたので、
↑勘違いコメントが何度も入ったことがあるので
補記しておくと、主治医のことは一貫して信頼し
『良医』だと思い続けていますよ。
コメント返信させていただいた内容に、
若干補記して、私の場合、
を書いておきたいと思います。
※ブログ初期の記事と重なる部分も
ありますが…。
=====
>そんな中、治療について短時間で
>決断しなくてはならない
そうなんですよね。
『短時間で』が、
特に、進行しちゃってる人(癌)では、
直ぐに治療開始しなければ、
癌は加速度的に増える状況ですものね。
本当に厳しい状況でしたよね。(お互いに)
私の場合、手術してもらうことしか考えずに
診療に臨み、主治医(乳腺外科医)から、
術前化学療法を強く勧められはしましたが、
↑手術で取り切れない胸骨傍リンパ節転移、
浸潤してれば皮膚、は、
術前であろうが術後であろうが、
抗がん剤+放射線しか手がなかった
抗がん剤は悪いイメージだけで、
知識ゼロに等しく、
遠隔転移の知識すらなかった…。
でも、
手術を先にするか、抗がん剤を先にするか、
即断する必要があった。
主治医としては、経験豊富な医師として、
癌の勢いを止めて遠隔転移を防ぐ
(先送りする)治療として、
明日からでも抗がん剤を開始したい、
病院としては、その体制を取っており、
治療を提供してくれる、
手術を選んでも、2週間後に入れてもらえる
主治医としても、病院としても、
その体制を取っており、
治療を提供してくれる、
そういう、恵まれた?状況でした。
それだけでも、
良い病院、良い主治医に巡り会えたのだなぁ
と、皆様のブログを拝見していて、
思いました。
(病院、医師も、様々なようで…)
でも、告知後、1~2週間で、
結論を出せないでいる私に、主治医は、
勿論、私の職業や比較的冷静な様子から
判断してでしょうけれど、
「メリットとデメリットを表に整理して、
判断したら?
仕事でも、やるでしょ、そういうの」
と、アドバイスしてくれて、
(ここで迷われても、他にも患者さんが
いるから困る、と、診察室から追い出された
わけではありますが…)
私は、診察室の外で、
メリット、デメリットの表を書いて、
15分ほど最後に考えてから、
決断したのです。
術前化学療法を、強く推奨はされましたが、
手術も化学療法(抗がん剤)も、
どちらも選べる状況にしてくれて、
自分の考えは押し付けなかった、
あくまで私(患者)に判断させた、
そういう主治医が、私にとっては、
名医、良医、だと思っています。
良い主治医に巡りあえて良かったと
思います。
説明は大雑把ではあったけれど
その時点では、
抗がん剤の薬剤の種類まで、比較確認
している、時間的、精神的余裕は
なかったです。
検査後の主治医診療で即断できずに回された
腫瘍内科医が、
説明時に『AC』と書いたのを見て、
「主治医は『FEC』って言ってましたが」
と突っ込んだところ、
『アンスラサイクリン、FEC』
と書き直した、
私の性分からして、違いを確認したと
思うのですが、「同じ」、とか、「病院、医師
によって使う薬が違うだけ」といった回答
だったのだと思います。
(その病院に、腫瘍内科が新設され、着任した
ばかりだって言ってたから、
そういう回答だった記憶は確かだと思う。
↑その程度は聞き出せるくらい、
冷静ではあった、
癌を何とかせねば、という切迫感、
皮膚を突き破るかも、という恐怖感、
焦りはあったけど…。
相手のヒアリングは職業柄かもですが…。
腫瘍内科医の前任病院では、
アンスラサイクリン=ACだったのかも
しれないな、と解釈しました。
「キードラックがハーセプチンなら、
(FECより)そちらを先にした方がよい
のでは?」
と聞いたところ、
「それでもよい、どちらが先でもよい。」、
と言ってもらえたので、
私が判断することは出来たのだけど、
腫瘍内科医の話だけでは、
決め手になる根拠がなく迷いました。
※この時点で最も危険なのは、抗がん剤も
手術もせずに、放置すること、でした。
手術と抗がん剤のどちらが先か、
どちらの薬剤が先か、は、
私が判断できる状況でした
(振り返れば、良い病院、良い医師達だった
と思っています)
※主治医の、「副作用がFECよりドセ+
ハーセプチンの方が楽だという患者さんが
ほとんどで、手術の前に楽な方がいい、
という患者さんが多い。」との根拠に
従って、FECを先にしました。
後から、知識を得てから考えれば
FECで免疫力を落とす前に
ハーセプチン+自前のリンパ球で試すのが
ベストシナリオだった、と思いますが、
ドセが 効かなかった私には、結果論的には
FECが先で正解だったのだろう、
↑原発巣が縮小して皮膚を突き破らずに
済んだ、ドセを先にしていたら
皮膚浸潤してたかもしれないし…
と思うことにしています。
結局のところ、
個々人の抗がん剤治療は、
「やってみなければ、
効果も副作用も分からない」
それは、現時点の医学では、
医師にとっても同じなのです。
癌治療に、
特に抗がん剤治療に、
全員に共通の正解なんか無い
のです。
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>やりたくない感情をもちながら
>もがきながら、進める道を探し
>限られた情報で決断して
>治療が始まってしまう
ほんと、そうですよね。
患者は、知識も経験もない、
おまけに、ネットには玉石混淆の情報。
乳癌の場合、圧倒的多数の「予後の良い」、
自分とは種類の違う方々の情報に
惑わされがち…。
そんな中で決断しなきゃならない。
>後からなら、色々と調べられますが
>あの状況ではねえ
まさに、仰る通りだと思います。
同じ調べたことでも、経験してから読めば、
更によく分かるようにはなったけれど…
『あの状況ではねぇ』
ですよね。
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