「ナンでもアリのがん治療」 梅澤充医師のブログより11 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

標準治療≒保険診療でない、自由診療や
代替療法(民間療法)については、
医師でも見解の分かれるところであり、
情報の見極めは非常に難しいのですが、

以前から、ご紹介している、
「治らない癌」を長年、(極)少量の抗がん剤
による個別医療(保険診療)で
治療し続けていらっしゃる
梅澤充先生の見解を、
ブログ記事から転載させていただきます。

梅澤先生より:
    私の記事はどう扱っていただいても
    構いませんが、
    事実をお書きになって下さい。
    私はブログ上で『事実』しか
    書いておりません。

   梅澤先生の『事実』の文章を
   そのまま転載いたします。
   文字の大きさだけ、私の意図で一部
   変更しました。

ーーーーー

2017/05/26

むかし流行った「飲尿療法について、
昨日書きましたが、
治らないがんに対する民間療法は、
効果の有無は、
エビデンスがありませんから、
まったく不明ですが、
たくさん実在していることは事実です。

それは、誰でも安心できる治療が、
存在していない現実の裏返しです。


標準以外はすべてを排除する、
特殊な腫瘍内科医もいますが、
治らないがんを宿した患者さんでは、
経済面も含めて実害がないなら、
何をやっても悪くはない
と考えています。

経済的に余裕があれば、
免疫細胞療法だって、
けっして間違った治療だとは思いません。

治らないがんに対しては、
「標準」程度の効果はあるかも知れません。
標準のような、
「標準的な副作用」に苦しむことは
ありません。

「エビデンスが無いから効かない」と、
主張している医者にとっては、
エビデンスが出ると、
困ったことが起こるかも知れませんが、
零細施設が行っていますので、
莫大な費用が必要なエビデンスなど
出るはずはありません。

爪を揉むのも、
お金はかからないし、害は無いと思います。
ただしゼローダなどを飲まれている
患者さんでは、
爪への副作用の変化は分かりません。

その他、精神的なお呪い。
ホメオパシー、
大量のビタミンCなども、
明らかな効果を観た患者さん
は一人も診たことは
ありませんが、
それを承知で
患者さんが行うことを、
止める権利は
誰にもありません。

ただし、繊維質ばかり多く摂取して、
カロリーが低い、
いまだに、多くの患者さんが陥っている、
食事療法だけは、
餓死と腸閉塞を促進する
という実害が、ありますから、
避けるべきだと考えます。
犠牲者を何人も診ています。

しかし、それも、
信仰心みたいなモノで、
それを信じて、
こころが救われるなら、
その患者さんにとっては、

悪い治療ではないように感じます。

「標準」も完全に宗教です。
それが神様だと信じれば、
辛くても、
延命効果などほとんど無くても、

患者さんや、
ご家族のこころは救われると思います。

日本の医療財政は、
破綻するかも知れませんが。


治らないがんに対する治療は
様々な側面を考え、
精神的にも、肉体的にも、経済的にも、
継続することが可能な、
ご自身にとっての最善
を選択すればイイだけです。

以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。

※今後も、いくつか記事を転載させて
  いただく予定です。

※誤解を招かないように補記します。
  梅澤先生の文章中で書かれている「標準」
  とは、「標準量の抗がん剤治療」のことです。
  手術、放射線治療まで含んだ、標準治療の
  全てを指しているわけではありません。

=====

害がない自由診療、代替療法を梅澤先生は
一切否定はされていませんが、
医師の立場から、食事療法(厳格な玄米菜食)
は実害がある
と書かれています。

私は、初期治療の抗がん剤治療中に
かなり真面目にビーガンもどきをし、
(昼のお弁当も玄米菜食作って、
 持っていっていました)

  ※刺身と、月一回のしゃぶしゃぶは
    食べていました。

7~8kg痩せて、お蔵入りしていた、
15年以上前のスーツが着られるようになった
というメリットはあり、

大量の果物、野菜、ジュース、スープ、
(デトックス系)は、
副作用を緩和させてくれたのではないかと
感じてはいますが、
玄米菜食に、既に目に見える癌を
縮小させる力はない、とも、
元々思っていたし、思っています。
(癌の増大にも短期的に関係するとも
 思えない。長期的な癌予防には貢献する?
 かも、ですが…)

植物だけで、
必要なタンパク質やカルシウムを採るのは
至難の業で、
それは、かえって身体に悪そうだ
とも感じました。

私も、Positivechangeさん同様、
元々、食生活にも気を使い、
娘や自分のの風邪も、
薬はなるべく最小限にして、
20品目レベルの野菜スープと睡眠で
治すタチで
ここ最近のように生活が乱れる前は
栄養面は満点がつく食生活を
送っていました。
  ※福島原発事故までは、肉より魚、和食に
     拘ってましたし、、。
     福島原発事故後、肉食が増えたのは
     あります。

  ※牛乳、乳製品の摂取量は半端でなく
    多かった。
    ホルモン非反応の私には、あまり関係ない
    ような気もしましたが、
    乳癌になり、豆乳に切り替えました。

厳格なビーガン、ゲルソン療法、
(糖質制限も、かな)、は、
期間限定じゃないと、続かないよな、
というのと、

ストレスを感じるくらいなら、
ある程度、悪いと言われているものを
控えめにしながら、

美味しいものを、美味しく食べられる
幸せの方が、
免疫力を上げるためにも、
限りある(癌患者だけでなく誰でも)
人生の生き方としても、
 ※私にとって、食は大きな楽しみです
いいんじゃないかな、

というのが、
私の、自分自身についての、
今のところのスタンスです。