★癌を「治す」か「延命」か 【追記】 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

※さんくるさんのコメント追記(11/22 18:35)
※一文追記(11/22)

(元投稿: 11/21 19:30)

ご訪問ありがとうございます。

先日も書いたように、


科学的根拠に基づいた観点で
現在利用できる最良の治療

だと、医学界も国も言っている、

まず、これは踏まえて下さい。

そして、その標準治療でも、残念ながら、
ステージ4の乳癌は、極々一部を除いて、
根治(完治)しない。

これを否定する医師や代替医療提供者
     がいたら、
     『怪しい』詐欺治療だと思ってよい。
     そんな治療があれば、さすがに、
     毒薬(抗がん剤)が、標準治療、
     保険診療になっていない。

     怪しい治療にひっかかりがちなので
     ひっかからないよう、
     敢えて書いて呼び掛けています。


先の、Positivechangeさんのリブログ記事
で、

「患者の気持ち」として、根底には、

  「そして、治りたいんだ!
    私は、なんとしても、
  寛解、完治したい。

がある、そこまでは、患者であれば、
誰でも根底に持っている、
共通の感情ではないかと思います。

  ⬆ 最初から「癌と闘わない」選択をした
       吉野美香さんのような方の、
       心の根底までは
       想像し切れないですが、、。
       私も、完治するに越したことはない
       けれど、何としてでも完治したい、
       という執着まではなくなった、、。
        (受け入れたってことかな)
       娘が自立するまで、あと何年かは
       生きたい、延命したい、はあるけど。
        (元々、信仰があるので、神の御心の
         ままに、なのです)

そこから先の、癌との向き合い方
ってのか、
気持ちの折り合いのつけ方
ってのか、

戦略が、人それぞれなのかなぁ、
段階的なのかなぁ、
と感じています。


完治って、どういう状態か。
身体から癌細胞がなくなった
  (より正確に書くと、身体の自己免疫が、
   身体に発生している癌細胞を
   退治できている)
状態。

そこまでは、無理だと言われている。


では、どう闘うか。

癌が増大し続けて、命に関わる臓器の
身体機能が命に関わるくらいまで
侵されると死に至る。

逆に、増大を止められるか、
命に関わるまで侵されなければ死なない。

ってことは、

増大をし続けないように、
増大しても、命に関わるほどに至らない
ように、

できるだけ長期間、癌を抑えていく。

(抑えられた期間が、寿命まで続けば、
 死因は癌じゃなくなるよね。)

それを「延命治療」という。

さんくるさんが、ナイスコメントで
気づかせてくれたのだけど、
  (「延命治療」という言葉から受ける、
    期間の印象の違い?)

「延命治療」でもね、

5年、10年延命できる薬剤は
既にあるし
 (人によるけど、少なくともハーセプチンで、
  HER2タイプ乳癌が、
   「普通の乳癌」~ホルモン陽性~と
  同じになった、と言われるくらい
  画期的に延命できている)

今、
免疫チェックポイント阻害剤

(アテゾリズマブやキイトルーダ、
 自分に関係ないから調べてないけど
 主治医の話ではホルモン陽性でも
 あるらしい)

の治験も実施中。

昔ながらの抗がん剤も、
なるべく自分の免疫力を落とさないよう、
上手く活用して、

  (減量したり、休薬したり、
   自分の免疫力を上げる
    ⬆ 笑いが一番らしい 臨床試験結果もある
         と、私の放射線科医は言っていた)

で、これから、遺伝子治療の研究・開発
がされてくだろうから、
それまで、体力温存で粘っていく、

手術、放射線など、局所制御ができる
場合は取り入れていく

それが、私の
 (おそらく、臨床現場の医師たちも
   大差ない考えだと思いますが…)

5年~10年の延命を
繰り返す、
「延命治療」のイメージです。

「完治しない」 「延命治療」=すぐ死ぬ
ではない、(特に、乳癌は)


なぜ、こんなことを、
頼まれもしないのに書くのか。

「治そう」と、無理して抗がん剤を使えば、
逆に副作用で身体機能が衰えて、
寿命が縮む可能性も高いから。

そうなってから、後悔しても、
身体を戻すのは至難の業だから、
そうなる前に、
「治そう」と無理しないこと
呼び掛けています。

あくまで、呼び掛けであって、

「治そう」と頑張るか、
「増大しない」「副作用を容認できる」
抗がん剤の使い方をするかは、

患者自身が責任を持って決めること、
のはずです。


=====

【さんくるさんコメント】

まさに!

私も正にそう考えて、前々回記事

★術前化学療法に破れた

    (抗がん剤が効かなかった)者の気持ち 』

をリブログさせてって

言ってたんだけど、

みゆさんが言ってくれたからいいや。
考えていることを文章にしてくれて

ありがとう!


=====

こちらこそ、いつも、気付きをありがとう!!