★初期治療(術前後)の抗がん剤標準( MAX)投与量 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

先日、

という、
乳癌抗がん剤のアンスラサイクリン
(赤い液体)の致死性の副作用である
心毒性への注意喚起の記事を書きました。

初期治療の再発転移予防として
術(前)後補助化学療法を選択される方、
または治療中の方に向けて、
記事を書きました。

・治療前に心エコーをしてもらう。
・治療中、治療後に、心臓に異変を
    感じたら、すぐに循環器科を受診する。

※ステージ4(再発転移)で初めて
  アンスラサイクリンの治療をされる方も
  いらっしゃいましたね。
  注意喚起する意図は変わりませんが
  過去記事でも書いたように、
  初期治療と遠隔転移の治療では、
  抗がん剤治療の目的が違い、
  遠隔転移治療では、何とかしなければ
  身体機能に支障のある、支障が出そうな、
  目に見える癌があますから、
  リスクが高まっても、使うケースも
  あるでしょうから、回数、サイクルは
  ケースバイケース、
  初期治療とは変わってくるのかと思います。
  ただし、生涯積算投与量は決まって
  います。


アンスラサイクリン(赤い液体)の
心毒性(心筋機能の低下)は、
蓄積されていく
   (量が増えれば、どんどん低下)
不可逆性
   (元に戻らない)
の副作用のため、

生涯積算投与量が決まっています。


この記事では、
初期治療(ステージ3まで)の
再発転移予防としての、
術(前)後補助化学療法の
標準投与量(最大耐用量)
書いておきたいと思います。


【乳癌診療ガイドライン(日本乳癌学会)】

以下、体表面積当たりの1回当たりの量
と回数。
実際の投与量は、体表面積を掛ける。
体表面積は、身長と体重から算出する。

AC    1回/3週  ×4回
       アドリアマイシン          60mg
       シクロホスファミド    600mg

EC   1回/3週  ×4回
        エピルビシン                 90mg
        シクロホスファミド   600mg

FEC  1回/3週  ×3~4回(6回)
         フルオロウラシル          500mg
         エピルビシン       (60~)100mg
         シクロホスファミド      500mg

     ※ アンスラサイクリン+タキサンの
        場合、FEC100  を4回。(一般的)
        私もFEC100×4回。
        アンスラサイクリンのみの場合、
        6回が一般的とのこと。
 
ーーー

生涯積算投与量は、体表面積当たり
※勿論、個人差あり。
  心機能の状況によって、ここまで
  投与出来ない場合がある(その方が多い?)

・アドリアマイシン    500mg
          (400mgと書かれているものあり)

・エピルビシン  
          900mgと書かれていたが、
          私がセカンドオピニオンで聞いた
          有名な病院の先生は
          ACもFECも変わらない、
          8回は怖くて使えない、と
          言っていたので  600~800mg程度が
          実際の限界のようです。

  

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
にほんブログ村


   私がフォローさせていただいている方々、または
   癌に罹患した経験のある方、 がん患者の家族
  (の経験者)、 保険診療での癌治療や癌緩和治療の
   経験がある医師 以外の方々からの 
 「いいね」は固くお断りします。

  癌罹患または癌家族の経験が最近のブログ記事や
  プロフィールに書かれていない方からの
  共感、応援は  「いいね」でなくコメントで
  お願いいたします。