★結果が厳しくても受けた最大限の治療に感謝 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

前の記事に少し書き忘れたことがあるので、
これも、書いておこうと思います。

以前からの読者さんで、過去の記事
   私の場合
       (アップリンクあり)
などをご覧になった方はお気付きかと
思いますが、高野先生の著書にも、
同じようなことが書かれていたので、
私の場合(1事例)として、
再度、書いておこうと思います。


患者集団の生存率を含むエビデンス
(事実)や、自分の癌の状態を表す検査結果を
客観的に読み取れてしまったこと

最悪、娘の中学卒業までの3年も、
  危うい状況と。

だから、
勿論、根治させたいのは山々でしたが、

とりあえずの目標が、
何とか生きたいのが、
娘が高校を卒業するまでの
告知から6年だったので、

おそらく、根治、長期の生存を目指す
多くの患者さんより、

当面の
目標のレベルが低かった
のだと思います。

なので、より多くの患者さんと違って?、

3年、
無事に生きられただけでも、
限界があったとしても、
最大限の西洋医学の治療
(標準治療+活性化自己リンパ球)
が有り難く感じられた、

腫瘍が縮小しなかったので効かなかった
と思っていたハーセプチンが、
じんわり効いてはいて、

(ハーセプチンは餌を取る手を縛って兵糧責め
  にする働きをするもので、
  即時に細胞を殺すものではない、
  腫瘍が縮小しなかったからといって
  効かなかったわけではない、ということが
  その後、調べていくにつれ、分かった)

3年、転移せずに経過させてくれたのでは
ないか、

と思え、有り難く感じられるのです。


3年(2年半)前には、受け入れ切れずに
燻り続けていた(る)、
「もうこれ以上、治療はない」
現代医学(医療)への残念な思い、不信感
が薄まり、

現在の医療での「最大限の治療」を、
自然と有り難く感じられるようになった、

2年半前のセカンドオピニオンで、
これだけ転移しない可能性も出てきた
  (転移しない確率3~4割:リンパ節転移が
    pCRした前提)のだから、
   医療者はもっと感謝して欲しいと
   思ってると思うなぁ
という、

頭で理解できても、心からは思えなかった
(医療者には感謝しているのですが、
  医療の限界を受け入れ難かった)
医師の言葉が、

そのまま、そうだよね、
って思えるようになったのだと思います。

厳しい予後の現実と
医療の限界を
受け入れられると、
追い詰められた感が薄まり、
かえって気が楽になる
のだと思います。

新薬、医学の進歩に、やはり大きな期待は
ありますが、何も画期的なものがなくても
以前ほど、追い詰められたような感じは、
だいぶなくなってきました。

ーーーー

高野先生の著書にも、同じように、

「『ないものねだり』はネガティブな思考に
  いきがちです。今ある医療を受けられる
  幸せに気付くことが大切だと思います。」

治療にすがって『ないものねだり』を
  しても、気持ちは満たされませんが、
  現実を受け止め、
 現状に感謝の気持ちを
 持てば、
  病気や治療以外のことにも
  目を向ける余裕が生まれます

という患者さんの言葉が出ていました。

私も、それに近い心境になってきたのだ
と思います。

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