化学療法、分子標的薬と免疫療法 調べたこと7 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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2015年5月~ 活性化自己リンパ球療法を
始める前に調べたことを書き残します。
2年前の情報なので、最新ではない点は
ご留意の上、必要な方はご自身で調べて
下さいね。

化学療法、分子標的薬と免疫療法
   (リンパ球バンクHPを参考にさせて
    いただきました)

世界のがん治療は、免疫や基礎的な生命力も
一緒に削いでしまう従来型の標準治療から、
「がんを叩く」
「がんを抑える免疫を活かす」
「基礎的な生命力を傷つけない」
3つを同時に考える方向
へのシフト始まっている。

癌細胞と正常細胞を見境なく攻撃する
化学療法剤は、日本を除けば過去のもの
なりつつあり、
今、世界で抗がん剤といえば、分子標的薬。
癌細胞も正常細胞も殺さず、
増殖を抑えるだけ。

この一文を読んだとき、目から鱗でした。

完全な脇役に徹している。
がんを攻撃するのは、がん細胞と正常細胞を
見極めることのできる免疫の役割。

二系統の分子標的薬
狭い意味での分子標的薬、あるいは
   低分子分子標的薬   ex.  イレッサ

・低分子標的薬は、抗体医薬品よりも
  細胞分裂を抑えるパワーは強いが、
  特段、NK細胞を刺激することはない。

抗体医薬品  代表格ハーセプチン

・細胞表面に突き出たアンテナに結合する
  ことで、成長因子(増殖因子)がアンテナに
  受け止められるのを妨害する。
  細胞増殖を抑えるパワーは
  低分子分子標的薬には敵わない。

抗体医薬品の大きな特徴
   ADCC活性
  (抗体依存性細胞傷害活性)

・抗体医薬品は、癌細胞と正常細胞を区別
   するものではなく、癌細胞にも正常細胞
   にも結合する。

・抗体が結合した、というだけでは、
   通常、何も起こらない。

・ところが、抗体の中には、ADCC活性
   をもつ特殊なものがあり、このタイプの
   抗体が標的抗原に結合していると、
   NK細胞を刺激する。

抗体が正常細胞に結合していても、
   NK細胞は見向きもしないが、
   抗体が癌細胞に結合していると、
   NK細胞は、非常に効率よく、癌細胞を
   攻撃する。

分子標的薬は、
   癌を攻撃できない。
 
・ADCC活性をもつタイプの分子標的薬は
   NK細胞による癌細胞への攻撃力を高める
  ことで、癌細胞の排除を狙う


※ハーセプチンの効き方に関する私の解釈は
   合ってたんだと思いました。
  ハーセプチンは効いていて、自分の免疫、
   NK細胞と、ドセの効きが悪かったんだ、
   と改めて思いました。


ポテリジェント技術

・ADCC活性をもつ抗体の一部を少し削る
   ことで、ADCC活性を100倍強くする、
   という技術。協和発酵がライセンス権を
   もっており、2009年末時点で、世界の
   主要医薬品メーカー14社にライセンスの
   使用許諾を付与(販売)している。

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