★主治医との関係 Shared Decision Making(インフォームドコンセント)2 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

先に投稿した
主治医との関係  Shared Decision Making
(インフォームドコンセント)1
が長文になりすぎ、
1記事で投稿可能な文字数を超えたらしく、
消えてしまったので、続きを書きます。
前記事を先にお読み下さい。

私が医師に望む関係は、
本来のインフォームドコンセント
 Shared Decision Makingです。

治療の目的、期待できる効果、治療によって
発生し得る後遺症、副作用があらかじめ
羅列記載されている印刷物を提示されて、
同意しましたサインをする、ってだけの
医師を守るためだけの、
形式的なインフォームドコンセント
指しているわけではありません。
※梅澤先生によると、それは、日本独自の
  進化を遂げた、日本式インフォームド
  コンセント(もどき)のようです、、。

患者の私は、
治療を受ける『判断』をし、
その判断には『自己責任を
負います』ので、

主治医や、関係して下さる医師
の皆さんは、
プロとして『治療に最善を尽くす責任』
と共に、

患者の私が納得し
治療を受ける(or受けない)
判断するのに必要な情報
提供し、十分な説明を行う、
説明責任(結果説明を含む)を
果たして頂きたい、

そういう関係を望みます。
当たり前ですよね(と私は思うのです)。

『必要な情報』が、どうやら、
人それぞれなんだろうなぁ、と。

私が医師に求める情報は、
ネットや本、診療ガイドラインを読めば
分かるような内容だけでなく、

沢山の、個々の患者を診てきた
医師個人の臨床経験から来る
勘どころ基づいた、

・『私の癌』の状況に関する
     その時々の見立て
  (後から違ったって分かってもよいのです。
   違ってたってことを責めたりしません。
   その時に、また新たに見立ててくれれば、
   よいのです。)

『私の癌』に合った、私のニーズに合った
     治療の提案及びその根拠(理由)

です。

聞きたいことが、聞きたいように聞けて、
こういうことはできないのか、
こういう治療はないのか、と、
言いたいことが言えて、
最終的に、受ける治療を患者が決める
(判断する)、

そういう関係を望みます。

幸い、主治医や関係して下さった先生方、
セカンドオピニオンに対応して下さった
先生方、皆さんと、概ね、そういう関係で
話が聞けた、と思っています。

加えて言えば、死に至る病を宿した患者の
不安や葛藤を思いやれる感性を持ち、
病を何とかしてあげたい、という心意気
感じられるのが、
私にとって、よい医者、です。

患者の感性、価値観も、様々だと思います
ので、患者に合わせた対応ができる医師が
本当のプロなのだろうと、私は思います。

乳癌患者が増えているようで、どこの
病院も、患者が溢れていますよね。

1人15分程度の日常診療では、
なかなか難しいですよね。
それも分かるのですが、、。

「転移リンパ節行方不明事件」の追及時には、
後ろの患者さんからクレームが来てる
  それでも、僕は、あなたには真摯に対応
  してきた。
  推論をこれ以上話しても
 治療が変わるわけじゃない。
  もう、いい加減にしませんか。
と、主治医にまで言われてしまい、
あの時ばかりは、病院を変わろうかと
思いましたが、、

(推論の話じゃなく、元々転移の確定診断
 のついた1cm×3個のしこりを形成していた
 リンパ節を、治療した結果の結果説明が
 きちんと完結しておらず、『検体を渡した、
 渡されていない』、すら、食い違ってたん
 ですけど、、。  その件に関しては、
 いい加減にしてほしいのは、こちらの
 台詞なんですけど、、。)

「他の患者さんに迷惑がかかるのは本意では
  ないので、最終診療者にして下さい。」
 とお願いし、

最近、
残業代が出るわけじゃないんだよねぇ
とチクっと愚痴られたりもし、
臨床医の大変さも十分理解できてしまう
のですが、
(私だけじゃないじゃん、前の患者さんも
  30分かかってたと思われますが、、、)

患者の私は、
リンパ節の抗がん剤効果の
検査結果が出なかった悔しさ
(おまけに、検体を渡した、もらってない、
 の中途半端でスッキリしないまま、、)
を、何とか、飲み込んでいるんです、

少しのサービス残業は付き合って下さい、
ということで、、。

ーーーーー

癌が進行してから、
あの時、あの検査、あの治療をしておけば
よかった、と後悔しても、
癌の進行は、(ほとんどの場合) 戻せません
※癌治療は、タイミングを逃すと、さらに
  厳しい状況になります。

後遺症や副作用が生じてから、
あの時、あの治療をしなければよかった、
と後悔しても、
不可逆性の副作用、後遺症は、
治療前の状態には、戻せません
可逆性の副作用でも、戻るまでの一定期間は
治療前の状態には戻せません。

『インフォームドコンセント』と称する
説明書署名儀式をして臨む治療ですから、
記載された後遺症、副作用が発生しても、
勿論、その治療を勧めた医師には、
何の責任も生じません。
患者の自己責任です。

※私も、同意書記載内容そのものには
  ほとんど記憶はないですが、、。

命に関わる病の、命に関わる副作用も
起こりうる治療ですから、
後悔しない選択をしましょうね。
ご自身で、よく考えて受けることを、
お勧めします。

本ブログも、その一助になれば幸いです。
私も、皆さんのブログを参考にさせていた
だいたり、考えさせられたりしています。

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