乳癌とは無関係ですが、胃癌リスクの備忘。
▼ペプシノゲン検査結果
PG1 : 56.1 PG2 : 21.2 PG1/PG2 : 2.6
※陰性…PG1値≧70 and PG1/PG2≧3
陽性…PG1値<70 and PG1/PG2<3
中等度陽性…PG1値<50 and PG1/PG2<3
強陽性…PG1値<30 and PG1/PG2<2
2015年8月25日血液検査結果
▼ヘリコバクター・ピロリ
IgG抗体 63 U/mL (基準値 10未満)
■ピロリ菌抗体とペプシノゲン検査による
ABCD分類
①正常 区分A ピロリ陰性 ペプシノゲン陰性
胃は正常、胃癌発症の可能性極めて低い
②異常 区分B ピロリ陽性 ペプシノゲン陰性
胃癌発症のリスクあり。胃潰瘍にも注意、
最低3年に1回の胃内視鏡が必要。
③異常 区分C ピロリ陽性 ペプシノゲン陽性
胃癌発症のリスク高い。
最低2年に1回の胃内視鏡が必要。
④異常 区分D ピロリ陽性 ペプシノゲン陰性
胃癌発症のリスク極めて高い。
毎年胃内視鏡が必要。
区分B: 胃にピロリ菌が感染
区分C: 胃粘膜が炎症を起こし萎縮する
区分D: 胃粘膜の萎縮が進み、
ピロリ菌が胃に住めなくなる
★ピロリ菌は、胃癌発症の主役。
ピロリ菌感染⇒慢性胃炎⇒萎縮性胃炎
⇒腸上皮化生⇒胃癌
★ピロリ菌陽性者では、陰性者に比べて
胃癌の発症リスクは5倍。
さらに、胃の萎縮の程度が進むと、
胃癌のリスクも上がり、
ピロリ菌感染陽性者でかつ、萎縮性胃炎
ありのグループでは、陰性でなしの
グループに比べてリスクは10倍。
■ピロリ除菌の保険適応
2013年2月に、胃潰瘍の前段階である
慢性胃炎も追加適応となった。