胃癌リスクも「高い」(C区分)だった | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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乳癌とは無関係ですが、胃癌リスクの備忘。

2015年5月定期健診結果

ペプシノゲン検査結果
PG1 : 56.1   PG2 : 21.2  PG1/PG2 : 2.6

※陰性…PG1値≧70 and PG1/PG2≧3
  陽性…PG1値<70 and PG1/PG2<3
  中等度陽性…PG1値<50 and PG1/PG2<3
  強陽性…PG1値<30 and PG1/PG2<2

2015年8月25日血液検査結果

ヘリコバクター・ピロリ
   IgG抗体  63 U/mL  (基準値  10未満)


ピロリ菌抗体とペプシノゲン検査による
   ABCD分類

①正常 区分A ピロリ陰性 ペプシノゲン陰性
      胃は正常、胃癌発症の可能性極めて低い

②異常 区分B ピロリ陽性 ペプシノゲン陰性
      胃癌発症のリスクあり。胃潰瘍にも注意、
      最低3年に1回の胃内視鏡が必要。

異常 区分C ピロリ陽性 ペプシノゲン陽性
      胃癌発症のリスク高い
      最低2年に1回の胃内視鏡が必要。

④異常 区分D ピロリ陽性 ペプシノゲン陰性
      胃癌発症のリスク極めて高い。
      毎年胃内視鏡が必要。

区分B: 胃にピロリ菌が感染
  下矢印
区分C: 胃粘膜が炎症を起こし萎縮する
  下矢印
区分D:  胃粘膜の萎縮が進み、
               ピロリ菌が胃に住めなくなる

★ピロリ菌は、胃癌発症の主役。

ピロリ菌感染⇒慢性胃炎⇒萎縮性胃炎
⇒腸上皮化生⇒胃癌

★ピロリ菌陽性者では、陰性者に比べて
   胃癌の発症リスクは5倍。
   さらに、胃の萎縮の程度が進むと、
   胃癌のリスクも上がり、
   ピロリ菌感染陽性者でかつ、萎縮性胃炎
   ありのグループでは、陰性でなしの
   グループに比べてリスクは10倍

ピロリ除菌の保険適応

2013年2月に、胃潰瘍の前段階である
慢性胃炎も追加適応となった。