術前 2014年9月26日(金) ~ 11月28日(金)
術後 2015年3月6日(金) ~ 12月5日(金)
■術前化学療法時の効果
(ドセタキセルとの併用)
以前の記事で書きました通り、
残念ながら、
ほとんど、腫瘤は縮小しませんでした。
そして、癌は残り、pCRしませんでした。
でも、HER2 のスコアが、
治療前の生検の3+から、
術後病理検査は2+になっていました。
病理医M先生から実物の画像を見せて
いただき、自分の目でも確認しました。
※生検時の画像は印刷していただかなかった
ので、使用前後の比較画像を載せられない
のが残念ですが、取扱規約に掲載されて
いる写真そっくりです。
ハーセプチンは、
じんわり効いてくれていた
のではと、思いました。
(思うことにしました。)
ハーセプチンは、癌が餌を取る手を縛って
兵糧攻めにするような働き方をするらしい。
ということは、
ハーセプチン単剤に、腫瘍縮小を求めては
いけないのかもしれない、
と考えると、
じんわり効いていた、というのも
感覚的に、納得性があります。
pCRしなかった気を取り直して、
術後のハーセプチン14回に、
何とか再発転移を遅らせて下さい![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
あわよくば、リンパ球が効を奏して、
微小転移を撲滅させて下さい![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
との願いを込めて、
ハーセプチン治療を続けました。
■術後ハーセプチンの効果
(活性化自己リンパ球を併用)
・血清HER2の値は大きな変動は
ありません。
※血清HER2の正確性に疑問がある
ようですので、あくまで参考。
治療前に知識が足りなかったために、
治療前の値を検査していなかったのが
残念です。
再発転移予防の補助化学療法の効果測定
に使えそうなものが他にないので、
血清HER2を使う場合、
治療前の値を検査しておくことを
お勧めします。
・少なくとも、
術前ハーセプチン治療開始から
2年半強、
ハーセプチン治療完了から
1年半、
再発転移せずに来ました。
多くの方にとっては、それがどうした?
と思われるかもしれませんが、
ステージ3Cの私、
ハーセプチンがない時代は1年内転移、
余命2~3年か、
という怖いHER2タイプ乳癌。
主治医T先生に、初診の頃、
「娘のために、今、死ぬわけにいかない
のです。何とか5年、生きられるよう、
よろしくお願いします。」
とお願いした私、、。
(そんなこと言われても、
困っちゃいますよね >T先生)
娘(当時、中学入学したばかり)
の中学卒業までも、
もしかしたら、危ないかもしれない、
危機感がありました。
第一目標でした。
娘は、無事!?中学校は卒業
しました。
今、再発転移しても、高校卒業までは
何とかなる可能性も高い、
(脳転移が怖いけど、、)
ハーセプチン治療開始から2年半、
乳癌告知から3年、 遠隔転移していない、
それだけでも、私にとっては、
ハーセプチンは、
有難い効果を発揮してくれた、
そう思えるのです。
(それで、後は、家も学資保険もあるし、
当座の生活費や結婚資金くらいは
保険金で何とかなるだろうから、
大学を出て独りでも生きていけるだろう、
と当初の思惑だったのが、、、
取らぬ狸の何とやら。
娘よ、あなたは、私の癌細胞と同じくらい
個性的でレールを外れて飛び出して行く。
母にもっと頑張れっていうことよね。
母は、検査の結果、転移が発覚しても、
あなたのために、もうひと頑張り、
してみようと、思っているのです。)
▼より一般論的な効果は、以前の記事で
書いた、APHINITY臨床試験
の結果をご参照下さい。
(パージェタの追加試験ですが、プラセボ
のハーセプチンだけの無再発率も凄い)
副作用(デメリット)に対して
効果(メリット)が、これほど
見込める抗がん剤はない、
HER2陽性乳癌の怖さからしても、
ハーセプチン治療は、
しない手はない、
と私は思います。
※私、中外製薬の回し者ではありません![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
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