2014年6月24日(火) MRI
2014年6月27日(金)
検査結果が出揃ったところで、
T先生の診療、診断。
遠隔転移は
していませんでした。
ドキドキしていましたが、
まずは、一安心。
初診療の時、
たとえ、遠隔転移していても
手術はして下さい、
とお願いして、
了解していただいてはいましたが。
皮膚肥厚もあり、
乳房が熱を持っていたので、
ネット検索して、
炎症性乳癌か⁉
と恐れていたのですが、
普通の乳癌(浸潤性乳管癌)
でした。
皮膚を突き破ることを最も恐れていた
私は、それにも一安心。
しか~し、
・腫瘤径 大 6.7cm
・悪性度 高
(核異型度3、核分裂像2)
・ホルモン陰性 ER 0、PgR 0
・HER2陽性 3+
画像を見ても、核が大きく、
細胞はバラバラの大きさ、
好き勝手な配列、
素人目にも、
顔つきが悪いのが分かる。
ホルモン陽性の穏やかな癌ではない。
悪魔の遺伝子と呼ばれる
ハーツー(HER2)。
しかも、
細胞診でも癌細胞が出て、
・レベル1の
腋窩リンパ節転移は確定。
・レベル2も、
画像上、まず転移確定。
・レベル3も、
画像上、転移疑い。
・胸骨傍リンパ節転移疑い。
ステージⅢCの診断。
主治医T先生の一言、
「まだ闘える」
を聞き逃さなかった私。
この先生は
一緒に闘ってくれる、
闘う性格の私は、直感的にそう感じました。
・遠隔転移はしていない、
・HER2にはハーセプチン
という、
良く効く抗がん剤がある。
・抗がん剤が効きやすい
タイプでもある。
術前化学療法
FEC4回
→ドセタキセル+ハーセプチン4回
➡全摘手術+腋窩リンパ節郭清
➡放射線療法
を勧められました。
抗がん剤が効かずに皮膚を突き破ることを
恐れた私は、
まず、先に手術できないのか、
確認しました。
どちらでもよいが、
血液中にフワフワ漂っている
癌細胞が、
(タンポポの綿毛にたとえて)
着床して育つ前に、
出来るだけ早く抗がん剤
を使った方がいい。
手術は早くて2週間後、術後の回復に1か月、
抗ガン剤を始めるのが1か月半遅くなる。
といった、主治医T先生の説明でした。
H病院が急ぎ外来を入れて下さったこと、
M病院も急ぎ検査を入れて下さったこと、
その時は初めてのことで比較対象もなく、
ハッキリとは分からなかったのですが、
病院の混み具合や待ち状況からすると、
ステージⅢからステージⅣへの
進行を食い止める、
ギリギリのタイミングでの受診。
皆さん大至急で急いでいただいた、
1か月半の遅れが
致命傷になるかもしれない
切迫した状況
だったんだなぁ、と思います。
そこまでは悟れなかった、その時の私は、
手術を先にするか、
抗がん剤を先にするか、
かなり迷い、
その場で即決、即答できませんでした。
迷っている私に、T先生は、
腫瘍内科の受診(セカンドオピニオン)
を入れました。
今振り返れば、術前化学療法ということで
その先生に引き渡されたような気もします。
「そちらで化学療法を始めてもいいし、
僕の所に戻って来てもいいし。」
とは、おっしゃっていましたが。
因みに、この時は腫瘍マーカーの値は
示されなかったのですが、
(画像上に転移疑いの影が拡がっており
腫瘍マーカー云々でもなかったからかな?)
腫瘍マーカーも桁違いに高く、
血液中に癌細胞が流れていたところまでは
まぁ、強く推測されます。
(2019/10/27 紫字追記)