ベッドに並んで座り、
30分くらい話しながら私の手をマッサージした後、
セラピストが1人でシャワーを済ませ、
いよいよ性感マッサージが始まる



ゆっくり私の服を脱がしてくれる
さすがに全裸は恥ずかしかったので、
下着は上下つけたまま

セラピストは、シャワーの後上はニットから黒シャツに着替え、

下はボクサーパンツだけだったと思う



ベッドに敷かれたタオルの上に、

はじめはうつ伏せで横になる

まず足のオイルマッサージから

手のマッサージの時と同じで話しながら、

でも声のトーンは抑えめで、さっきとの雰囲気の違いを感じる



「右に体重かけて立つ癖ある?右脚の方が固いね」


って、女風のセラピストでもちゃんとマッサージできるんだなって、

すごく失礼だけど関心したのを覚えてる



マッサージは少しずつ、ふくらはぎ、太もも、足の付け根へと上に進んでいく



うつ伏せのまま、腰や肩をほぐされて、


「下着も脱がして大丈夫?」


と、ついに全裸になる時が来る

私が恥ずかしくないように、セラピストもシャツを脱いで上半身裸になってくれる



そこからは仰向けになり、性感が始まる

正直この後のことははっきり覚えてなくて、

すごく丁寧で、優しくて、それでいて気持ちよくて、

押し寄せてくるいろんな感情を受け止めるのに精一杯だったと思う




「大丈夫?痛くない?」


と、心配してくれるわりに、


「嫌って言ってるけど、嫌じゃないでしょ?」


と、ほどよくSな感じもあり、


もうとにかく心も体も満たされる120分だった



終了後、支払いの時間になる

業務的な感じは少ない方だったが、

それでも、さっきまでキスをしたり気持ちよくしてくれていたのが、


「じゃあ◯◯コースで、18000円です


現金で支払いますか?」


って聞かれると、




なんだか‥‥あぁ、仕事なんだな



って、当たり前のことだけど少し虚しくなる



この感情は何度味わっても慣れない





支払いが終わった後、



「仲良くなりたいからDM送ってね」



と言われ、


そもそも1回きりのつもりで予約をしたし、

仲良くなるって言ってもな‥‥と思い、

まぁ社交辞令だしって適当に返事をした



そして、最後にハグをして、


「離れたくないな、このまま連れて帰っちゃいたい」


と甘い言葉を残して、セラピストは帰った




これが出会った日で、始まった日