新しい車に変えて2週間になる

 

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スーパーの駐車場に入った

 

いつもながら、ほぼ満車

 

出口の横に空きを見つけた

 

バックすれば、すぐに出れる

 

前向に止めた

 

 

 

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買い物を終え

 

車をバックに入れブレーキを緩めた

 

いきなり「ボケっ!、止まれっ!」

 

「ヒェー」、ブレーキを踏んだ

 

バックミラーに車が通過して行った

 

「フー」(心臓の音)

 

少しバックした

 

「アホッ!、オタンコナス!」

 

また、後ろを車が通って行った

 

この車にしてから

 

車に怒られてばかり

 

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自宅に着いた

 

また、憂鬱な車庫入れ

 

「ビビッー 右!・左!、後ろ!」

 

まだ、余裕があるのにわめく

 

車を止めて、家に入る

 

すぐにメールが届く

 

「ドアロック忘れです!」

 

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まだある

 

赤信号、ブレーキを踏む前に勝手に

 

ブレーキを踏みやがるし

 

青になって一寸出遅れると

 

「青だ!、早く出ろや!」

 

これじゃー

 

隣に、教習所の教官がいるみたい

 

いやそうではない

 

「車に運転をさせられているのだ」

 

「誰の車がわからん、な~」

 

老後に安全装置付の車に変えたが

 

また、悩みが増えた

 

音と声と光で煩(うるさ)い

 

いつも、ドキドキ、ハラハラ

 

 

車に「取説」添付はなくなり

 

「インターネットで見ろ」と、言う

 

車両とナビで1000ページを超える

 

これを読めと言うんかい!(高齢者に)

 

ハンドルに操作用スイッチが10数個

 

周りを加えると20以上

 

ムリかも、なー

 

 

「んっ」

 

「ドライブレコーダー?」

 

「あるはずだよ、どこかに」

 

「使い方も見方も知らないけどー」

 

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うかうかできない緊張感

 

セイフティー装置は、警報(叱咤)の怯えや身構え

 

「これが狙いだと分かった気がする、なー」

 

高齢者

 

のんびり走るしかありません

 

今日も「おだやかな日」が走って行く

 

 

車が「止まれ、ボケ」

等と、言う訳ではありませんが

音声指令「左、右、後ろ」や警報「ピピピ、ビーー」

「黄・赤」等の「点灯・点滅」による警報

これらを

翻訳すると

「アホ、ドジ、オタンコナス」になります