2年前

4歳年上の姉さんが逝った
 
時々、電話で話をした
 
「○○元気かいねー、こっちも元気でやってるさかい」
 
いつも、元気な関西弁で笑っていた
 
しばらくは、実感がなくぼんやりした
 
そして
 
その年から、「年賀状じまい」にした
 
ーーー
 
毎年の年賀状
 
「お元気ですか」「元気でおります」
 
と、簡単な添え書きがあれば心も伝わるが
 
ほとんどが、誰にでも出せる文例ばかり
 
差出人を見ては、すぐにめくる
 
数秒しか見ない年賀状
 
 
結局の所、「今年も生きているぞ」だより
 
賀状を貰って、ほっとする安堵感もあるが
 
パソコンソフトの使い方に苦戦して
 
インク残量を気にしながら印刷している訳で
 
毎年、それなりのストレスもある
 
と、いう事は
 
相手も同じ(気持ち)だと思う
 
楽しみと言えば、「お年玉抽選」くらいのものだ
 
 
年賀状を出さなくても「元気が一番!」
 
それでよいではないか
 
年賀状の添え書きに、いろいろ考えて書いた
 
姉さんはもういない
 
 
現役の時、あちこち異動や転勤もあり
それなりの年賀状を出した
リタイヤ後
「本年にて賀状を失礼します」と書いて
年々部数を減らして行った
それでも賀状が来ると、
はがきを買いに走って返信した
 
今年も、「あの人、元気にしているだろうか」

ぼんやりと、思いを馳せながら

年末が過ぎて行く
「年賀状じまい」