天皇の在り方

少し前の事にはなるが、今上天皇がビデオメッセージでお気持ちを表明された。
正直、その行動自体が違憲である。多かれ少なかれ、陛下のメッセージによって国が動いた。大げさな表現に感じるかもしれないが、事実である。天皇一人の発言で国を動かされては戦前の教訓はどこへ行った！しかし、つべこべ言わず重労働である国事行為のみを行え、というのも酷である。
そもそも、日本国憲法では全ての国民に、“門地に関わらず”等しく平等で存する権利が保障されているはずである。ところが、ある家に生まれたというだけで自分の意思などには関係なく象徴にされ、国事行為をひたすらさせられる。果たしてこれで本当に平等であろうか。
これらの事を考えると、象徴天皇制にも無理が生じ、現代社会にふさわしいとは言えなくなっているのではないか。