本日は相方田中の故郷、鳥取で15分2ステージの営業。

「鳥取砂丘コナン空港」のグランドオープンを記念したイベントで、当日はコナンファン達が大挙して訪れる。

そのイベントが決まった時、田中は余りのプレッシャーで震えていた。

何故ならそのイベントには、小学館の人や日本海テレビの偉い人、県知事に衆議院議員、さらには鳥取銀行頭取といった錚々たるお偉方が一堂に会すセレモニーがあるからだ。

そのセレモニーの後に、我々が登場してネタをやる。

しかも田中の親戚や同級生まで野次馬的に見にくる。


これは中々のプレッシャー。


こんな状態でスベったら、田中はそのまま石化して砂となり、砂丘の一部となってしまう事だろう。


なので、田中は1ヶ月くらい前から対策を練ったり、珍しく台本を書いてきたりした。

さらには本番前日に、田中だけ鳥取へ前乗りしてイベント会場を下見する程の力の入れようだった。



で、今日。
私は始発で羽田空港に行き、飛行機で鳥取砂丘コナン空港へ向かう。

さすが台風が接近しているだけあって、機内が揺れる、揺れる。

『カリブの海賊』の最初の下り坂くらいの浮遊感が20分に1回くらいのペースで起こる。

赤ちゃんが泣き叫ぶ。

「揺れておりますが、ご安心ください」のアナウンス。


恐怖のあまり、汗びっしょりで青ざめてしまった。





やっと空港に着くと、ロビーには別の恐怖で青ざめている田中がいた。

「あれ?なんだこの砂の像は?」と思ったら、田中だった。


本番が近づくにつれ、プレッシャーに潰されそうになっていたので、「大丈夫だ。スベってもウケてもギャラは一緒だ!」とリラックスさせる言葉をかける。

「いや、何言ってんだよ!スベりたくねぇよ!」と、より緊張させてしまった。



まぁ、本番が始まったら、適当にリラックスして出来たので、自分ら的には何とかやり切れた。

田中もホッと安堵の色を浮かべていた。


楽屋でのんびりしていると、今日の帰りの飛行機が台風で欠航になった事が判明する。

明日の朝か昼の飛行機に振り替えれば帰れるが、台風の状況によっては最悪明日も帰れないという。

田中は実家に泊まるので、振り替える事にした。

私はあんな台風直撃の飛行機なんかにはもう乗りたくはないので、5時間半かけて新幹線で帰る事にした。

鳥取から東京へ直で向かう新幹線はないので、乗り換えを繰り返して帰る。

もし万が一、電車で寝過ごそうものなら、一巻の終わりだ。
岡山まで寝てしまって、台風なので電車にも乗れず帰れない!なんて地獄のケースだ。

今朝は4時起きだったので、眠気はピークだが、まだまだリラックスはできない。




それでは最後に今日の営業で、我々の個室楽屋に頻繁に訪れてはくつろいでいき、とうとうケータリングを勝手に食べ出した田中の両親を隠し撮りしたので、その動画をアップします。








ひと通りケータリングを食べ満足し、
そして最終的には





ジャン!




ジャン!








ジャーーーン!!!




ね、ね、ね、寝たーーーー!!!!

息子の仕事場で寝たーーーー!!!


こんな風にリラックスして早く寝たいものである。






今日思った事
キンキンキラキラな関西独特なネオン、疲れている時に観ると麻薬的に良い。