日曜は私の地元でのイベント。
町内会で行われる敬老会でネタをする。

ネタをするのは我々と『コンパス』。

会場のホテルに着いて、楽屋として案内された場所がどう見ても牢屋だった。

普段は掃除用具やゴミ箱を置いている場所らしい。そんな牢屋が今回の、我々芸人たちの楽屋。中々、風刺がきいている。




舞台前、楽しそうな表情でみなさん談笑してますね。


程なくして、出番の時間になる。

コンパスがネタをやっている時、お客さんの1人が具合を悪くして退場し、我々がネタをやっている時にその方が担架に乗せられ、救急車で運ばれる以外は問題ない舞台だった。


イベントを終え、私と『コンパス』の中島は
地元をブラブラと散策。

エメラルドグリーンの川を見ながら、ぼぉーっと散策する。

「大きめのゴミが浮いてるけど、緑色だから映えるね」
「そうだな。水色だったら『うわ』て思うけど、ここまで緑だと映えるな」


そんな話をしながら、川沿いに設置された船を係留する時にロープなどを引っ掛ける鉄製の曲がった椅子みたいなやつ。
「ビット」に座りながら、缶ビールを飲む。



そうすると、女装したおじさんが我々の所に近づいてきた。
呆れるくらい塗りたくったチークにショートカットのカツラ、ノースリーブからこぼれる大量の脇毛、ミニスカートから見える競輪選手くらい太い足、そして何より「全部10円玉なのかな?」と思うくらい茶色い歯。

「お兄さんたち、どうする??」


どうこうもない。
薄気味悪いので、無視をする。


その後も中島と町ブラをし、コンスタントにヤバめのおじさん達と遭遇した。

中でも一番衝撃を覚えたのが、道のど真ん中に、リアルなゴム製の男性器が捨ててあったのだ。


え?なんで?
どういうこと?

と中島は驚きを隠せない様子だった。

相変わらず刺激的な町だ。

出会う人、出会う人、牢屋の内側にいる人っぽかった。







今日思った事
女性芸人を追いかけてるおじさんあるある:バンダナしてる