本日はクリスマスイブ。

関係なく朝から怒涛のバイト。
唇を噛み締めながら、握りしめた拳に爪が突き刺さりながらバイト。

終わりでケーキでも買おうかと京王デパートに向かう。

向かっている最中、泣いている彼女の前で困惑した表情を浮かべる彼氏という地獄のカップルがいた。

それをチラ見しながら、横切る。

「じゃ、もういい!バスで帰る!!」
「おい、それは違うじゃん」

どういう状況?
遠距離恋愛か何かかしら。

先を急ぎ、京王デパートに向かう。
到着し、地下食品売り場に立ち寄る。

地下食品売り場は雑多な人々がそれぞれの思いを抱えて混雑していた。

ケーキ売り場に向かっている途中、カップルの声が聞こえてきた
「わぁ〜〜、チキンのいい匂いがする〜〜」
「でも今日は俺を食べるから浮気しちゃダメだよ」
「ウフフ」

糞みてぇな会話してやがんな!!


ケーキ売り場に到着する。
ショーウィンドウに並んだケーキを見ていると、後ろで同じようにケーキを見ている黒のジャケットとシルバーアクセに身を包んだ20代後半の男とピチピチのミニスカートで真っ赤な口紅をした20代前半の女の会話が聞こえてきた。

「今日じゃなくて明日がクリスマスじゃね?」
「でも今日イブだからいいんじゃね」
「確かにな」

何が「確かにな」だ!!
不明瞭な会話しやがって!

ケーキを購入し、エスカレーターに乗っていると40代前半の女性2人が話していた。

「クリスマスって中山美穂聞きたくなるよね」
「え?嘘!キョンキョンじゃない?」


そうだっけ?
そこまでキョンキョンと中山美穂にクリスマスのイメージあったっけ??
「遠い街のどこかで」の事かしら。



街はクリスマスムード一色だったが、クリスマスからは、ややピントのずれた会話で溢れていた。

家に帰ると、嫁がプロレスで投げる紙テープ作りをしていた。

「クリスマスだから紙テープ作ってるんだよね」

1番ピントのずれた事を言っていた。





今日思った事
今後サインに添えようと思っているダサいワード:「夢一歩」「夜降る雪は積もる」「愛一輪」「JINGI!」「1+1=絆」