本日も東洋館。

終わりでグルメ漫画の取材。

私らのような無名若手芸人に取材をして頂いて、本当にありがたい。

芸人さんがよく行く浅草のお店を紹介しながら思い出を語るという内容の漫画で、我々の前に掲載されたのがおぼんこぼん師匠、青空球児師匠、昭和こいる師匠、内海桂子師匠、にゃんこ金魚師匠、ねずっちさん、金谷ヒデユキさん。


そして、その後に我々というフリーフォール位の知名度の落差。


ほろ酔いで色々喋ってしまっただけだったが、果たして本当に大丈夫か心配である。

1月に掲載されるとの事なので、それまでは何か問題を起こさないように気をつけたい。

もし掲載された場合は何の雑誌の何の漫画か詳しく告知するつもりです。




で、話を前に戻して東洋館。

東洋館は舞台と客席を二階のキャットウォークといって、調光卓に向かう通り道から覗く事が出来る。

そこからほとんどの芸人が舞台を見たり、お客さんを上から見てどんな客層か?そしてどんな事で笑うのかを観察する。


自分たちの舞台を終え、ロケット団さんの舞台をそこから覗くと、客席に何か違和感を感じた。


何だか?変な風景があるな。


よく目を凝らしてわかった。


二列目に座っているおじいさんがバスローブを着ていた。


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なんで?


下の写真を見てわかるだろうか

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写真だとわかりづらいが、明らかにバスローブだった。

(こういった写真を載せてしまうのは、肖像権の問題もあるかと思うので、目線は消させて頂いた。)


何故バスローブを着ているんだ!!

色々想像してみた。


多分家に置いてあるバスローブをコートだと勘違いして、着てしまったのだろう。

で、息子の嫁さんが「お義父さん、それバスローブですよ」と言った時にはもう、バタンとドアを開けて外出してしまったのだろう。

バスローブおじいさん、浅草の街に降臨の瞬間だ。


家に置いてある息子や孫の物を、利便性重視だけで勝手に使っているおじいさんやおばあさんを見るのはとても微笑ましい。

ピーチジョンの紙袋を持ったおばあさんや「ガンズアンドローゼス」の帽子を被ったおじいさん。

前に一度、近所の定食屋の気さくなおばさんがバックプリントに「FBI」と書かれたTシャツを着ているのを見たことがある。

気さくなのに、実はFBIなのかと思ったものだ。


今回のバスローブおじいさんは、それの最高傑作に出会った気がした。


湯上がりのようなあったかい気持ちに包まれた。






今日思った事
顔ハメパネルから急に出てきたら、笑ってしまう芸能人:・若い頃の加藤茶
・ミスタービーン
・不破万作