昨日は東洋館終わり、楽屋で一休みしてからネタ作りをしようと思い、一服。

すると、カントリーズ福田が話しかけてくる。

「今、何か(春風)こうた師匠から連絡があって、近くでたこ焼きを食べてるから来いよって言われたんすよ。三好さんもどうで」
「行かない!」

食い気味で断り、ネタ作りのため楽屋を出る準備。福田は師匠の元へ。

暫くすると、iPhoneのディスプレイに「酔っ払い」という文字。

電話を出ると、機嫌のいい(春風)こうた師匠。

「おーい!三好!たこ丸ってわかるか??」

「たこ丸」とは東洋館から歩いて徒歩2分のたこ焼き屋だ。

「はい。わかりますよ」

「そこにいるから。ほんじゃ。」

何の説明もなく居場所を伝え、電話を切ろうとする豪腕コミュニケーションに異を唱える。

「いやいやいや…!師匠!説明が無さ過ぎますって!」

「なんだよ〜。仕事かよ〜」

「いや、仕事ではないんですけど…」

「じゃあ、いいだろ〜。淋しいんだよ。30分でいいからさ。頼むよ〜」

なんだぁ!抱こうとしてんのか!?

結局なんやかんやで、爺さんの哀願にほだされ行くことに。

店に着くと、カントリーズ福田が居る。

師匠はビールを飲んでいい調子。

師匠の隣には知らないおじさん。
おそらく師匠と仲のいいおじさんだろう。

そしてそのおじさんは競馬中継をジッと食い入るように見ている。

「行け!行け!行け〜〜!!」

師匠と福田とたこ焼きを食べていると、そのおじさんは隣でエキサイトしている。

レースが終わり、見るとうなだれるおじさん。

「あー、もう駄目だー。終わりだぁ…」

何だよ!この場所は!!人種のるつぼ過ぎるだろ!師匠とたこ焼きを食う30過ぎた若手と競馬で負けたおじさん。その光景は色の無い世界!一面モノクロームだった。


興味が湧いたので、おじさんにいくら負けたのか聞いてみた。

「400円」

耳を疑った。

ここはインド並みの物価なのか?
400円が10万円くらいの貨幣価値なのか!

そうこうしてる間に、また次のレースが始まり、再びエキサイトするおじさん。

一方、師匠は3本目のビールを飲んでいい調子。相変わらずたこ焼きを食べる私と福田。

「うおーー!やったーー!」

突如、店中に響き渡る声で歓喜する。

「やったよ!当たったよ!」
他にいたお客さん、店長にも自慢している。

おじさんにいくら当たったか聞いてみた。

「200円賭けて千円になった」

いい加減にしろ!
滞在30分で帰ることにした。






今日思った事
やり過ぎな真面目な奴:遊びの待ち合わせで遅刻した場合、遅延証明書を渡してくる。