沢村さん家のこんな毎日
久しぶりの旅行と日々ごはん篇
●読みやすい度
★★★★★
●こんなときにオススメ
親と子について、夫婦について。
ちょっと相手に優しくしようと思えます。
益田ミリさんのコミック。
見開き1ページの中に、日常と
ホロリとする言葉や
あるあると思うニヤリがつまってる。
年をとった夫婦の日常、
不満があったりはするけど
こんな風に過ごせたらいいなと思う。
旅行のときに、お互いに思うことはあっても
「ケンカになりそうなことはだまっている、
旅先の沢村夫婦なのでした」
という締め方がいいなぁ。
言いたいこと何でも言わないことも
大事なのね。
お父さんとお母さんが、
時々自分のお父さんお母さんのことを
想っていたり。
親にも、そういう子どもの気持ちは
あるんだよな、と改めて気づいたり。
帰り道にお父さんと会って一緒に帰るヒトミさん(娘)。
こうして、父の隣を歩けるのは
あとどれくらいなんだろう
と切なくなる。
私もいつまで親の隣を歩けるだろう。
親に優しくしよう、って思った。
「二人の荷物」という話が趣深かった。
お父さんとお母さんが日用品の買い物。
「洗剤買うと重くて」というお母さん。
お父さんは、
「ずいぶん重いものを今までずっと
買ってきてくれたのだな」と思う。
これからは率先して持とう、と思うも、
いつか一人にして、
また洗剤を持たせてしまうのだろう、と思う。
…お父さん、優しい…!素敵!
どこにでもいそうだけど、
なんだか素敵な家族だな。