満月珈琲店の星詠み〜秋の夜長と月夜のお茶会〜







●読みやすい度

★★★★☆


●こんなときにオススメ

自分の運命と星占いについて

想いを馳せる物語を読みたいとき。

星占いは難しそうでも

話の中ならとっつきやすい

自分の年齢域の星座は

何を気をつければいいんだろう?

とかわかります。

扉絵の美味しそうなデザートのイラストも素敵



決まったところにお店がない、

色々な場所に気まぐれに現われる

満月珈琲店。

マスターも店員さんもみんな猫のそのお店は

お客様の注文は聞きません。

店員さんからとっておきのスイーツやドリンクを

提供されます。


そのスイーツなどを口にし、

店員さんたちと占星術による

人生のお話を聞いていると

人生の迷いから解き放たれる。


今回のお客様は

母を看取った女性、

病弱で祖父母の家で療養中の少年、

妹の彼氏を好きになってしまったお姉さん。


彼らはどんなふうに、心を癒すのか。



今回扱う占星術のテーマは

占星術の「惑星年齢域」。

(それぞれの年齢を惑星が寄り添い、

それぞれの年代にテーマがある)


***

(木星期の)大雑把なテーマは、「受容」と「拡大」ね。

許すんじゃなくて、一旦受け止めるの。

良くも悪くもそれが自分の人生に起こったことで、

今の自分を形成している。

良いところも駄目なところも、

全部自分なんだってね。

***



また、今回は本好きな主人公が多く、

本の話題が出てくるのも嬉しい。

そういえば東野圭吾さんの「秘密」は

有名だけど読んでなかった。

今度読んでみようかな。