本当の「心の強さ」ってなんだろう?

一生を支える折れないメンタルのつくり方







●読みやすい度●

★★★★☆


●こんなときにオススメ●

マイナス思考に陥りやすい

心が落ち込んだりイライラしやすい


●オススメアロマ●

ラベンダー


10代向けに書かれた本みたい。

文章が優しく、読みやすい。

若いうちに知っておけたらより良いけど、

大人にだって必要な知識。


心が弱いとは、「気分の波、

感情の波をコントロールする力」が弱いのです。

…気分の波に流されがちだったりしませんか?


ちなみに私は気分に流されっぱなしかも。


じゃあ、強くなろう。と思うでしょうか。


でも、鋼のような強いメンタルを

目指さなくていい。


むしろ柳のようにしなやかに

立ち直れるメンタルを目指す。



そのために必要なこと。


知性(考える)

感情(感じる)

意思(現実を動かす行動力)

のバランスで考える。


考えるばっかりで杓子定規なカタブツでも

気持ちばっかり先走って何も行動できなくても

どれもバランスが取れてないから。



有名な人の言葉やエピソードも引用されていて

あなたの心に残る名言がきっとある。


例えば私は

有森裕子さんが

小出義雄監督に言われたこと。


「『なんで故障したんだろう』と思うな。

『せっかく故障したんだから』と思え。

ものごとに意味のないことなんてないんだ」


私だったら、故障したことを

悔やんでしまうだろうな…。

故障した原因を考えて

対策をするのなら良いだろうけど…。


『せっかく故障したんだから』

という考え方はなかったな。目からウロコ。

せっかくだから、やり方を見直す。

せっかくだから、休んで整える。



また、

サッカー選手の内田篤人さん。

「『うまい』って、選手としての一要素、

ひとつの要素でしかない」

「日本人ってどうしても、

『うまいから活躍できる』って思いがちだけど、

そういうわけでもない」


うまいのは一つの要素であって、

他にも物差しがある、ということらしい。



そして、作者の文章の中に、

私が発信する理由が見つかった気がする。


「読書を通じて自分の心に

『他者の森』を育んでおくことは、

心の援軍をもつことだ」


私が助けられてきたから

これを読んでくれるあなたにも

援軍になる本が見つかってほしいと

私は発信するのです。