木曜日にはココアを


★こんなときにオススメ★

短い物語を少しずつ読みたいとき

何かを頑張りたいと思うとき


★イメージアロマ★

・レモン 明るい希望

・ラベンダー 静かなカフェ

・ペパーミント がんばる人々

・バーベナ カラフル、色







マーブル・カフェというカフェで、

毎週木曜日にココアを飲みながら

エアメールを書く女性。

その女性が気になる店員の僕。


一つのお話に出てきた脇役と思われていた人が、

次の話では主人公になって話が続いていく。


カフェを中心とした連作短編かと思いきや、

カフェという場所すら遠く離れて、

シドニーで働くサンドイッチ屋さんの

お話まであったりして。


でも、どの短編でも、

みんな何かしらがんばっていて、

最後には心が暖かくなっていく。



…そして物語は最後に一回り。

最初に出てきたココアを飲む女性。

「いつもの場所です。

好きなところにいるたけで、

元気になることもあると思います」

この言葉が、彼女をどれだけ救っていたのか。

そして、他の人も救っていたのか。


そして彼女は、一歩踏み出そうとする。

甘い希望にきゅんきゅんニヤニヤしそうな

ラストだった。