4月号の雑誌に掲載した文章です。*** まだ読まれていない方は是非、読んでください。


ピロリ菌(正式名 ヘリコバクター・ピロリ)は、慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍、胃癌の原因であるとされ、その他の癌の原因を作る可能性もあるとされる(感染=発症ではない)。


感染経路として疑われるのは上下水道などの衛生環境で、幼少期にそれらが整っていなかった60代以上の日本人の6~7割がピロリ菌に感染している


このピロリ菌自体、発見されてまだ20年余りであり、菌の発見方法は内視鏡検査が主流であった。

しかし、近年は、検尿や採血、呼気検査でもピロリ菌の有無が分かるようになった。

特に尿素呼気試験法と呼ばれる呼気検査は、吐き出した息によってピロリ菌の有無を調べる方法で、苦痛もなく、精度が高いので、現在では簡単に行うことが可能となり、三好内科胃腸科でも行っている。


このピロリ菌検査は保険適用なので、「幼少期から胃が弱い」「潰瘍になったことがある」「除菌をしたが、本当に除菌が成功したのか確認していない」という人は、まず検査することをお勧めする


内視鏡検査(胃カメラ)は、予約なしでの受診が可能だ。