インフルエンザのワクチンをもう打たれましたか?
ワクチンについて説明します。
インフルエンザワクチンって何?
人の身体には、外から侵入してくる病原体をやっつける「免疫」という働きがあります。
これは、一度かかった病気は覚えていて、2度目の時は、すぐに攻撃できるように準備しているのです。
ワクチンは、病原体やその一部を人工的に体に入れて、あたかも一度病気にかかったような状態にするのです。そうすることで、本物の病原体が入ってきても、退治できるようになります。
ワクチンをどうやってつくるの?
まず材料のインフルエンザワクチンを鶏の卵の中で増やします。産まれて10日目くらいの卵の殻に小さな穴を開けて、「種」となるウィルスを植え込みます。数日後、大量に増えたウィルスを回収します。
次に化学薬品を使ってウィルスの表面にあたるたんぱく質だけを取り出し、ウィルスが活性化しないように、ホルマリンにつけます。卵は全部取り除きますが、卵アレルギーの人は注意が必要なこともあります。
ワクチンは毎年打たないと駄目なの?
免疫が5ヶ月しか持たないので毎年打つ必要があります。
また、インフルエンザウィルスは毎年、遺伝子の形が常に変わっていきます。