不思議な井戸 | ○みよの哪知の風水日和

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今日はとある場所の風水鑑定に伺いました。
現在賃貸ししている二軒の古屋を壊して、4世帯入る賃貸アパートを建てたいというご依頼で、その内、一部屋にはご家族の一人が暮らす予定だそうです。
ご依頼人様の心配は、その二軒の間のほぼ中央に戦前からの古井戸があることで、これを潰して建てたいとのお話でした。

さて、どうしましょう!

井戸の扱いは非常に難題です…
井戸を安易に埋めてその上に家を建てるのは風水では絶対に避けたい事です。
もし、きちんと手順を踏んで正しく息抜きの処置をしても、庭部分となる場所の井戸ならば可能ですが、井戸が家の下に入る場合は家の下に井戸跡とパイプが通る為、息抜きをしてもやはり水の邪気、マイナスが残ります💧
埋炭やその他様々に工夫をして、少しでもマイナスを減らすことが必須で、本来は避けたいものです。
そんなことを思案しながら、ご依頼人の方と一緒にまずは土地を見に行きました。

蜘蛛の巣を払いながら塀と建物の間に入ると、敷地の境目にちょこんと古井戸が見えた。
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…まだ生きてる

不思議な感覚
こんな感覚を井戸から受けたのは私も初めてです。

暗い空洞から気が出ているのを感じました。
「この井戸、生きてますよ、なんとか残せないものでしょうか」
と言いましたら、ご家族の方が、
「実は私もそう思ったところです。
長年人に貸していて、よく知らなかったけれどこの井戸残せないかしら…」 

不思議と井戸を見たと同時に、同じ気持ちになっていたのです。

それからハウスメーカーの担当者の方にお話しすると、なんとか井戸を生かした中庭を造り、建物を二棟にわけられないか、再度仕切り直しとなりました。
もちろん、建物を分ければコストも上がります。
ですから常に資金やご家族の様々な調整が必要になります。
今回はお祖母様が非常に感性が優れた方で、将来、家族に良いものを引き継がせたいと、再度検討することが叶いました。
井戸の近くに長年の感じの良い樹木もあり、中庭のシンボルツリーになればいいなぁ、と思いました。
水気の多い場所の樹木は水も吸ってくれるし、実はアースの役割もしてくれるんですよ。
井戸は貞子のイメージだけじゃない(^-^;
素敵な井戸はぜひ潰さず生かしていきたいものですカエル