5月の前半は、
元気に山歩きなどを
楽しんでいたわけですが、
中旬ごろ、突然体調を崩しまして、、、
やっと、回復してきました
太陽フレアの影響?
エネルギーが変わりましたものね。
症状はいわゆる風邪でして、
37度ぐらいの微熱が続き、
食欲もなくなり、
どんだけ出んねん!
っていうくらい、
咳と鼻水がとまらず・・・
しんどかった
ぜん息の咳じゃなく、
風邪の咳ぽかったので、
そのうち治まるだろうと。
最初の二日ほどは、
家にあった「葛根湯」を飲み、
それからは薬は飲まなかったけど、
時間が経つと、予想通り
自然に治ってきました
今は、なんだか以前より
身体が軽くなっている
このすっきり感はデトックス以外の
何物でもないなと思います
・・・・・・・・・・・・
さて、
今回のテーマは
「鴟尾(しび)」です!
この前、須磨寺を訪ねた時、
境内の片隅に、
さりげなく「鴟尾」が
置かれているのを
発見したんです(↓)
なぜ、ここに置かれているのでしょう?
それはよくわかりませんが、
「鴟尾」がずっと気になっていたので、
今日はそれについて
書いてみたくなりました
「鴟尾」は何かというと・・・
私、幸村みよの著書の中に、
軽く説明している箇所があるので、
まずはそれを取り上げますね。
「ここは、神代の昔に、筑紫方面、つまり、九州から淡路島に帰還した伊弉諾大神が上陸した土地で、多賀の地に『幽宮』を構えて余生を過ごすまでの居所だったそうだ。ここから少し内陸に入ったところにある、伊弉諾神宮の本殿は、伊弉諾大神の幽宮の跡の神陵地とされている」
聖純さんは、みんなの前でそう説明し、そのあと次のようにつぶやいた。
「それはそうと、神社に鴟尾(しび)が飾られているのは珍しいと思うんだよね……」
「鴟尾ってなあに?」と私は聞いた。
「あれだよ」
聖純さんは、社殿の屋根を指差した。
「てっぺんに付いている、鳥の羽のような、魚の尾のような飾り。鴟尾は、飛鳥・奈良時代の寺院に使われていて、火除けのまじないの意味もあるらしい」
「へぇー」
「鴟尾は、とびのおと言ったりもする」
「とびうお?」
「とびうおじゃなくて、とびのお。とびはトンビのこと。ほら、ちょうどあそこにいる!」
神社の上空では、一羽のトンビが、「ピーヒョロロロロ」と鳴きながら、輪を描いて飛んでいた。
「とびのおって、トンビの尾か!ふーん、なるほど!」
「また一つ賢くなったね、琉璃」とヒメは私に言った。
「アハハ!そうだね」
幸村みよ 著
つまり、「鴟尾」とは、
宮殿や寺院のなどの瓦葺き屋根の
てっぺんに付いている、
鳥の羽のような、魚の尾のような飾り。
瓦の伝来に伴い、飛鳥時代に大陸から
日本へ伝えられたと考えられています。
唐招提寺金堂の巨大な鴟尾が有名です。
後世のシャチホコは
これが変化したものだとか。
では、
登場する鴟尾が飾られている神社は、
いったいどこなのかというと・・・
兵庫県淡路市にある
濱神社 です
由緒
伊弉諾神宮の摂社で「濱之宮」とも呼ばれ、本宮の神幸式には豪華な神輿が壇尻を従えて渡御し、当社の例祭に併せて御旅所祭を斎行する。拝殿前に神輿を据えて、雙方同時の祭儀があり、雨神の中央で淡路神楽を奉奏するという特殊神事を伝えている。鎮座地は、神代の昔に筑紫方面から、ふるさと淡路島に帰還された伊弉諾大神が、上陸された故地で、後に多賀の地に「幽宮」(終焉の御住居)を構えて閑居されるまでの居所と伝える。神輿が当浜より参向する正面の参道は、その日の日没の方位に向いており、日之少宮と称える伊弉諾大神の西日の神格に因んでいる。郡家の地名は、律令時代に郡衙(地方の役所)が置かれた地の意で、当時の郡司と縁故の神社であることが伺える。平成7年の阪神・淡路大震災では、本殿が半壊、拝殿幣殿以下が全壊という未曽有の災禍を被ったが、平成13年から伊勢神宮御下賜材による拝殿再建などの整備を行った。
「陰陽石」です!
この陰陽石は、
現在は濱神社の境内に置かれていますが、
その前は、静御前ゆかりの
「静の里公園」に置かれていました。
「静の里公園」は私の実家から
近い場所にあり、
散歩がてらよく訪ねていました。
その陰陽石の付近で、
不思議な体験をしたことがあり、
作品の中に登場させたかったんですね
それで濱神社なんです!
濱神社は何度も参拝していますが、
屋根に飾られた鴟尾について、
あまり深く考えたことが
ありませんでした。
でも、調べてみると、
神社に鴟尾が飾られているのは、
めずらしいようです。
では、なぜ、そのような社殿に
なったのか・・・?
疑問がいっぱいでてきました。
濱神社の鎮座地は、
神代の昔に筑紫方面から、
ふるさと淡路島に帰還された
伊弉諾大神が上陸された故地で、
後に多賀の地に「幽宮」を構えて
閑居されるまでの居所
この説明書も気になります。。。
神代の昔とは、
何年前の話なのでしょう?
そんなこんなで、
濱神社の鴟尾についての探求は
まだまだ続きそうです
※
『ラピス ー 神様のジグソーパズル ー』で
鴟尾について触れているのは、
先ほど引用した箇所のみです。
いろんな次元が交差する
不思議な物語。
『ラピス ー 神様のジグソーパズル ー』
素直に楽しんでいただける
と思います
読み終えた後に残る感覚を
大切にしてもらいたい作品です
▲東大寺大仏殿の鴟尾
では、また
幸村みよの本
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