大切な映画との再会 | miyobebeのブログ

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往年の名作を高品質のデジタルシステムで映画館上映する午前十時の映画祭。
過去ビデオ(DVDでなく!) で観た名作映画を劇場で観賞出来ることにこの上ない喜びを感じています。
自分の好きな作品なら尚更ですが、今年はいよいよ私の人生の風向きを変えたこの作品がきました。
フランス映画に興味を持ち始めた頃に観た“突然炎のごとく”
初めて観た時は20代ゆえ、登場人物達の心情に不可解さしか残りませんでした。
この映画の何が私の人生に影響を与えたのかというとそれは“フランス語”です。
フランス語という言葉は人間の生々しさ、毒々しさを何という品格で表現するのかと衝撃を受けたのです。日本語訳が絶妙だったのかしら
とにもかくにも記憶力って不思議なもので、大事でも最近のことはすっと飛んでしまうのに、こうして十数年前に観た映画の名言的でもない何気ないセリフはどうしてずっとずっと頭に心に刻まれるのでしょうか。
40代になって再観賞し、登場人物達に抱いた不可解さにも“仕方ないよね。にんげんだもの…みつを”と、腑に落ちた感を心底感じ、以前にも増して私の心の琴線に触れるポイントをあちらこちらに発見。
全くもって感動ストーリーではないのにどうして涙が?…恥ずかしながら自分に感動したのかも(笑)
『やっぱり映画っていいわよね~』とまた、おすぎとピーコ風に言いたくなる1日でした。