今朝、起きたらピーカンのお天気でした。晴れ

おおおーーーー!!久々のお日様なのだ!!

これは今日はお洗濯日和ねっラブラブ部屋干しって臭いもつくし、除湿機かけても

なんかすっきりしないし。


で、張り切って洗濯物を久しぶりにオモテに広げた。

張り切りついでに、お布団も干した。

貴重なのよ。梅雨の晴れ間は~~~音譜


・・・・だというのに、次第に雲行きが怪しくなってきた。

9時過ぎあたりから、非常にどんよりしてきたのよね。

えええーーーーー!!だってさっきズームインでも「今日は久々の梅雨の晴れ間」

って言ってたじゃんかっ

最高気温30度の真夏日って言ってたじゃんかーーーーパンチ!


科学が進歩しても、天気予報は外れるのが相場ってのは昔も今も変わらない

と見える。

暗くなってきた空に「ばかやろーーーーあせる」と罵声を飛ばし、ベランダから

お布団を引きずりいれる。

正解だった。

今日は午前中ヨガだったんだけど、途中からざーざー降りになってきたわ。

他の生徒さんも悉くお外に干して来たようで、

「朝の快晴に騙された~~~~叫び」と、天を仰いで悔し涙に暮れるのであった。

そういえば、「朝焼け」は雨の前触れ、って聞いたことがあります。

早朝のピーカン晴れには気をつけよお~~~汗



アタシの通ってるヨガ教室の先生、実は今入院中なんです。

で、お弟子さんがここ2ヶ月ほど交替でレッスンにあたってる。

原因ははっきり言わないけれど、まだ当分療養が必要らしい。

今日はインストラクターでもある、先生のお嬢さんが今の状況を説明して

下さり

「皆さんには本当にご迷惑をかけています。まだ、先のことはどうなるか

見当がつきません。当分はアシスタントの先生が交替でレッスンに当たる

ことになります。本当に、ご心配お掛けしてすみません。」

と、何度も頭を下げていらっしゃった。


ここの先生はシングルで、一人娘さんを育て上げてきた。

その間、あらゆる怪我や病気に遭いながら幾度も瀕死の状態に陥ったと

言われる。

そんな時にヨガに出会ったことで、ご自分が精神的にも肉体的にも救われた、と

いつも仰っていた。

一体どんな病気なのか、細かいお話は一切されなかったけれど、

あまりに華奢な体つきや、いくら真夏であろうと長袖とハイネックで肌を隠し、

色の濃い眼鏡としっかりしたお化粧は、何となく「その症状」を想像させるに

相応しいものだった。


それなのに先生のレッスンはいつも大人気で、どのレッスンも悉く「待ち」の

行列が長い。

スポーツジムでも一番の看板レッスンだったようだ。

私はご自宅にレッスンに通っているが、それもたまたま幸運にも一人だけ

空きがあったところに、もぐりこめたのだ。

ココの生徒さんはだから、20年以上なんて方もざらにいる。


一体、この方の何がそんなに魅力なのか。

それは「優しさ」なんだと思う。

弱さと辛さを知っている優しさだ。

ポーズを作る時にも決して「無理はなさらないで。」と念を押される。

誰と比べることではない。自分のペースで「気持ちいい」ところで留めればいい。

身体は人によって千差万別。

自分の肉体の声をよく聞くことが、ヨガにとって一番大事なことなのだから。


話す声もまるで、小鳥が囀るような美しいソプラノで、楽器の調べを聞くように

心地よい。その声と笑顔に惹かれる人たちは、

「先生に会いたいから、ここに通ってるんです。」

という大ファンも実に多いと聞く。



病気なんて無い方がいいに決まってる。

でも、人は生きてる限りは何らかの病に脅かされる。

そんな不安と、実は背中合わせで生きてるからこそ、世間では「健康ブーム」が

後を絶たないんだろう。

だけど肝心なのは「病気とどう向き合うか」という事なのではないかな。

自分の持ってる病気を嘆くのではなく、屈することなく、それと付き合いながら

今「出来る事」をやり続けるんだ。


この先生は、本来なら絶対に不可能だと思われることを、

凄まじい精神力と日々の精進を実践し、それを人の前で「実証」することで

病気を超えたところにある「人間の可能性」を知らしめていたに違いない。

そんな真摯な姿に、人は感動するのだ。

病気に苦しむ人と同じ目線で接しながら、その辛さに共に涙することが出来る

優しさを持っているからこそ、その人間性に寄り添いたくなるのだと思う。

毎回レッスンの最後に、色んなお話をしてくださるんだけれど、

それは「ヨガをしてたから病気が治った人の話」とかじゃなくって、日々を

必死で生きている当たり前の人々から零れてきた

「心洗われるような、ちょっといい話」で、そんなことからにもささやかな幸せを

感じ取れることが、何だかとっても嬉しかったりするのだ。



弱いからこそ、強烈に訴えかけられるものがある。

優しい中に、底知れない強さが感じ取れる。

必死で闘病を続ける先生に、どの生徒さんも声を揃えて

「元気になられるのを待ってますから。先生のお人柄だからこそ、ここに

通ってきてるんだもの。他の教室に変わる気はありませんよ。

だから、しっかり養生してまた戻ってきてね、と伝えてください!」

と、娘さんにお願いしていた。当然、私もだ。

たった一人でお母様の看病をするのは、どんなに心細いことだろうか。

娘さんはうっすらと涙ぐんでいた。その心中を察すると、心が痛む。



それでもきっと、立ち上がってきてくださるだろう。

今までも何度も何度も倒れては、その度に這い上がってきた人だろうから。

またいつか、あの笑顔と優しい声で、私達に元気を与えてくれるに違いない。



世の中にはそんな「お役目」を担いながら、人に力を与えることで

自分も光っていく方達が、そこかしこにたくさんいるんだと思いますよ。