先日のインストアライブのレポを拝見していると、まさ友さん各位がこぞって

「ナマ深海魚」を釣り上げられた勝ち鬨の声が、続々と発せられており、

あえなく漁場に馳せ参じ得なかったオバサンとしては、ただ

「いいわねえ~~~~~っ」と、指をくわえるばかりでござるよ。


そしたらまさ友さんのみなづきさんが、「ナマ深海魚って、お刺身みたいね。」

と仰ってて、その天然な発想に思わず、「いかにもっひらめき電球」と相槌を打ってた

わけですが。確かに寿司のネタになりそうだが、それにしても「ナマの深海魚」って

見たことも食べたこともアタシの記憶にはないぞ。


で、我が家にある次男の座右の銘である「おさかな事典」で調べてみた。

深海っていうのは水深200メートルから下の方を総称して言うんだけど、

上層から「中深層」「漸深海層」「深海層」、更に水深5000メートルより深い範囲を

「超深海層」と言いまして、水深10000メートルを越える最も深い海底からも

魚が見つかってるそうです。


よくお魚屋さんで売られてる「アンコウ」は、100センチから150センチ大の

大型のもので、岸近くの浅い砂底に住んでいる。だから厳密に言うと深海魚では

ないのね。

食用にはなるが、お刺身には無理みたいよ。

もっぱら「鍋の材料」と、事典にも明記されておる。ちなみに「キモ」は珍重されて

おりますね。


で、有名な「チョウチンアンコウ」も含め、その他の深海魚さんたちは

残念ながら食用には適さないものが多いようですね。

お写真で拝見しても、個性的な風貌の面々のオンパレードでイマイチ

食欲の湧かないお魚さんばかりです。


面白いのは、深海魚のなかには自ら「発光させる」発光器を持ってる魚が

多いってこと。発光する魚の多くは、自分が出す光によって、エサとなる甲殻類や

小魚を集めたり、おたがいの目印にしているんだそうです。



光が射さない環境に屈することなく、

自らが輝くことで辺りを照らし、そこで生き抜いていく。



なかなか強かなんですね。深海魚。