大切なものを、壊さないための確認作業。

素直で魅力あるあなたへ

こんにちは。
小野美世です。

（2020年9月17日の記事を再更新しています）

自分とのパートナーシップというものを考えるとき、

・自分にかかりすぎていた負荷をとりのぞいてあげる

・自分に無理をさせない

・自分にストレスの少ない考え方に変えていく

というのは、とっても大切なことだと思う。

誰かのために頑張りすぎていたり

周りの目を必要以上に気にしていたり

自分の役割はこれだからと背負いすぎていたり

そういう状況が続くと

自分とのつながりは、細く貧弱になっていく。

その、

・自分にかかりすぎていた負荷をとりのぞいてあげる

・自分に無理をさせない

・自分にストレスの少ない考え方に変えていく

ということをしていくとき

「頑張らなくてもいい」

「中途半端でもいい」

「〇〇をやめてもいい」

という「許可」の言葉は、とても効果がある。

自分にかかりすぎていた負荷を、適度でいいんだよと自分に言ってあげる

自分がしなくてもいい無理を背負い込まない

自分に楽な考え方をしていくことで

自分とのつながりが、復活する。

あぁ、自分は誰かのためだけに、役割のために、「いい人」でいるために存在しているわけじゃなくて、自分は自分でいいのだと思うきっかけになるから。

私も、この「許可」で、たくさん自分を許し、自分にさせていた無理がどんなものだったかを知ることになった。

それを知ってよかったと思う。

さて、もうひとつ大事なのは、

「許可」で許した自分の状態が、周りの環境になじんでいるかどうかをしっかり確かめる、ということ。

「許可」で許した自分の状態を、自分は本当にいいと思えるかどうかをしっかり確かめる、ということ。

「お金を自由に使ってもいい」という言葉を自分にかけて、実際にそうして、周りも家族も誰も困らなかった。自分も幸せな気持ちになった。

なら、この状態は、今後も続けてみたらいい。

「お金を自由に使ってもいい」という言葉を自分にかけて、実際にそうして、例えば、家族にしわ寄せがいったり、誰か周りで悲しむ人がいたとしたら。

例えば、借金をするまで使ってしまったとしたら。

それはどこか、なじんでいないことになる。

その状態を、自分は本当にいいと思えるのかな。

それを考える。

周りが悲しんでも、自分はそうしたい、なのか。

いやいや、もう少し考えよう、なのか。

周りが悲しんでも、自分はそうしたい…なら

その周りとの対話が必要になるかもしれないし、自分がこれまでごまかしていた自分の気持ちを相手に知らせたり…という行動が必要になるのかもしれない。

いやいや、もう少し考えよう…と考えてみたら、自分が無理しなくてもよくて、周りも悲しまなくていい地点が、何か見つかるかもしれない。

地味で面倒くさいかもしれないけれど、私はこの確認作業がとっても大事だと思っている。

そうじゃないと、自分の大切なものを壊してしまうかもしれないから。

私は、育児の負荷について、この「許可」をたくさん使ったけれど、この地味で面倒な確認作業は、何度も何度も繰り返すことになった。

朝、早起きしなくてもいい

面倒をしっかり見なくてもいい

子どものことを後回しにしてもいい

いろんな「許可」の言葉を自分にかけたけど、それがなじんでない状態で、自分のことだけを優先させるって、やっぱりできなかった。

「～しなくていい」を自分にふりかけることで、自分の中にある「本当は～（このくらいまでは）してあげたい」が顔を出す。

そう「本当は、こうしてあげたい」も、自分の中にちゃんとあったりする。

これをしていくとわかってくる。

その周りの環境というのが、自分が大切にしたいものなのかどうか。

そもそも、自分にとってそんなに大切じゃない環境の中で、がんばろうとしていたのなら、遅かれ早かれ、自分の方向転換をするタイミングがやってくる。

でも、「やっぱり今の環境が大切なんだなぁ、自分は大切にしたいんだなぁ」と感じるなら

それを守るために、自分の意思で進める地味な確認作業は、結果、自分とのつながりを強くすることにつながっていく。

自分にとって、何が大切かがわかっているというのは、実はとても幸せなことなのだ。