素直で魅力あるあなたへ
パートナーシップと性のカウンセラー
小野美世です。
今日は、前回の質問dayで相談者の方にお送りした記事を再更新します。
2016年に書いた記事です。もうだいぶたっていますね😅
性のことへの嫌悪感や嫌な気持ちを掘り下げていくと、小さい頃に受けた嫌なイメージに辿り着くことがあります。
なんかこう、性の雰囲気が家庭内にあってショックだった…まとめるとそんな表現になるのですが、具体的には、
親の行為を偶然見てしまった
お母さんの彼が家にいた
家族、親戚から性的なことを言われて嫌だった記憶が出てくる
親に言われたことがショックだった
こんな感じの内容が出てくることが多いです。
それが、大人になった今の自分にも何か影響を与えている場合がある。
同じ経験があっても、さっぱり忘れて何も影響されてないことももちろんあります。そこは人それぞれ☺️
「嫌!」っていう感覚って、もう自分の中では確固たるもので、崩さないと思うんだけど
そのときの出来事について、そのときの自分について、少し見方を変えると、楽になることがあるよ…という意味で「もし参考になれば」とお送りすることの多い記事です。
性のテーマで、カウンセリングやセミナーをしていると、よく、
「小さい頃に、両親のセッ.クスを見てしまったんです、もうショックで…」
と、言われることがあります。
もうこれは、おひとりとかじゃなく、複数の方から言われます。
「美世さん、これってどう考えたらいいんでしょう?」って。
性的なことへの、いや~な気持ちや、嫌悪感や、気持ち悪さや、受け入れられない感じをたどっていくと…
その記憶が出てくる、という感じ。
で、おそらくそのご本人は、
それが何かの「性のブロック」になっていたり、
「性的なことへの抵抗」になっているのかしら?と考えていたり、
何か自分の問題を解くカギになってるんじゃないか…って感じておられることも伝わってくる。
もちろん、そういう面もあります。
でもね。
よーーくよーーく、その方のお話を聞いていくとね、
よーーーく、よーーーーーく、気持ちをみていくとね、
あぁ、違うな。違うんだ。
って思うんです。
小さい頃に、親のセッ.クスを見てしまってショックで…の気持ちの底にあるのって、
その当時の、子どもだった自分が感じたものって、
お母さん(お父さん)に秘密を作られて悲しかった
自分だけ仲間外れにされたみたいでさみしかった
私も仲間に入れてほしかった(←!)
って気持ちだったりするんです。
性のことを、知らない時だからね。
大好きな親に、私はお母さんのことなんでも知ってるのに、壁を作られた…そんな悲しさ。
自分だけ、蚊帳の外にされた…そんなさみしさ。
なんで!?っていう気持ち。
後に性のことをみんな知るから、その記憶に、嫌悪感がくっついてくるのは、「あとで」なんですね…。
で、その「嫌悪感」がどんどん大きくなっていくから、「壁作られて悲しかったんだ」っていう気持ちは、心の奥の奥のほうにいっちゃう。
小さかったとき、それを見た当時は、「仲間外れにしないで」っていう、子どもながらの純粋な気持ちもあるんだなと、知ったのです。
自分の持っているその気持ちにたどり着くと、安心される方も、もしかしていらっしゃるかもしれません。
本当にもう、私たち…、どれだけ、お母さんが好きなんだ……(笑)
っていうお話だったりします。
参考になる方がいらっしゃったら、幸いです。
今日も、穏やかな一日をお過ごしください。
<小野美世の書籍>
2冊目:「負けるが花」
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