発達支援相談の専門家
発達が気になる子と
ママのお悩みを解決・解消に導く
通常学級、特別支援教室、
特別支援教育コーディネーターを歴任
元小学校教員 森谷美代子です
（プロフィールはこちらをタップ）
【１・２年生】
◆書字に苦手
鉛筆を持つのも嫌がっていた
鉛筆を持ち文字練習ができるように
◆学習への参加が難しかった
参加できるように
◆行事前に落ち着かず、
行動が荒れていた
行事の練習にも本番にも参加
◆思い通りにならないとかんしゃく
人や物に当たらなくなった
◆登校時、母子分離ができなかった
友達と登校できるようになった
【３・４年生】
◆整理整頓や片付けなどが苦手
自分でできるようになった
◆気持ちの切り替えが苦手
自分に合う切り替え方法で
切り替えられるようになった
◆友達との関わり方が分からない
友達と遊ぶ・活動できるように
【５・６年生】
◆クラスで不適応行動が目立っていた
情緒の通級にも通い心理的に安定
◆極度の不安と緊張でイライラ
自分の状態が分かり
落ち着いて過ごせるようになった
◆友達関係がうまくいかなかった
自分に合う友達や人間関係が
見つかった
今日のテーマ
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
作文が苦手な子には
書かせる前に〇〇する
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
作文が苦手な我が子に
どうやって書かせたらいいのか
分かりませんでしたが、
書かせようとしなくていいなんて
びっくりでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・
子供は作文が苦手で
学校で書き上がらない。
宿題になって、持ち帰ってくるけれど、
どうやって書かせたらいいのか、
分からない…
こちらのママは、
そんなお悩みを抱えていました
ですが、書かせようとする前に
やってみるといいことが分かり、
目から鱗だったようです
＊
運動会などの行事が終わると、
学校でよくあるのが「作文」。
学校の作文の時間に
書き終わらない場合には、
休み時間や放課後も使って書いたり
宿題になったりすることがあります。
苦手な作文を
宿題でやらせる…。
これは、かなり
ハードルが高いことですよね…
今回は、私が教員時代に
作文が苦手な子に行っていた対応を
お伝えしたいと思います。
作文が苦手な子には書かせる前に〇〇する
・・・・・・・・・・・・・・・
① 作文を書かせる前に
会話(質問)をする。
② ①のやりとりを
紙などに書いて見える化する。
・・・・・・・・・・・・・・・
① 作文を書かせる前に
会話(質問)をする。
作文が苦手な子は、
何を書いたらいいのか、
どのように書けばいいのか、
分からないことが多いです
分からないということは、それを
「その子の言葉にできていない」
ということ…。
ですので、書かせる前に、
まずは会話(質問)を通して
その子の言葉で表現できるように
働きかけます。
その時のポイントは、次の２つ
・漠然とした質問ではなく、
具体的な質問をしていく
・何でも話せる安心感を持たせる
運動会の例でいえば、
✖️「運動会どうだった？」
↓
○「運動会で一番
楽しかった(嫌だった)ことは？」
というような感じです。
この時、
「こんなことを話してはいけない」
という制限をしないことです。
「何を話しても大丈夫」
という安心感は、
子供の気持ちや思いを
大きく引き出してくれます
その安心感を、
大好きなママから得られるのは
子どもにとって何よりの支えになります
② ①のやりとりを
紙などに書いて見える化する。
作文が苦手なお子さんの場合、
順序立てて考えたり、
記憶に留めておいたりするのも
難しい場合が多いです
ですので、①でのやりとりを
視覚的にも見て分かるように残すと
効果的です
この時は、
メモ書き程度で大丈夫です。
(子供にわかりやすい形で)
メモ書きは、
お子さんが自分で書けるなら
お子さんが書く。
無理そうなら、
一部または全部をママが書く。
そんな風にサポートすると、
子供も前向きに取り組めるようになります
最後にこのメモ書きをもとに
内容を整理して繋げればOKです
作文は、子供の物事の捉え方や
気持ちが表現されるもの。
文を書かせる前に、
子供の気持ちや思いを伝えられる場、
環境づくりが大切ですね
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