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先日、6歳の娘にとって、

思い通りにならないことが

立て続けに続いた。

 

一つは、

ボードゲームをやっていて

思い通りの展開にならなかったこと。

 

もう一つは、

お友達と会う約束が

叶わなかったこと。

 

今回は、前者について。

 

この間の週末、

朝食後に娘がボードゲームを

出してきて、

「一緒にやろう~」

と誘ってきた。



このボードゲームは

ファストフード店のお子様メニューを

頼んだ際に、「おまけ」でいただいたもの。

 

飲食店でいただけるおもちゃ類は

色々あるけれど、

このボードゲーム系は

なかなか活用できると思う。

 

というのは、

結構、それで遊んでいるし、

「ゲーム障害」になる可能性や

その心配もないから。

 

我が家の娘は、おもちゃを

いただける時、それが本当に

欲しいわけではない。

 

(タダで)もらえる」

というのは、大人でも魅力を感じるもの。

「ラッキー♪」

と思ってしまう。

 

一方、それが喉から手が出るほど欲しくて

苦労したり、やっとの思いで手に入れたり

したものではない(熱い気持ちがない)分、

飽きる(気持ちが覚める)のも早く、

それほど大切にも思わない。

 

これまで、飲食店で「おまけ」のおもちゃを

色々いただいたけれど、

おもちゃ箱の奥底などに放置、

そのまま眠ってしまい、ご臨終

というものも多々あった。

(飲食店、おもちゃさん、ごめんなさい😢)

 

でも、このボードゲーム系は、

そういうことはない。

 

「一緒にやろう~」

と、結構な頻度でお声がかかる。

 

それで、この週末の朝から

始めたのだけれど…。

 

このボードゲームは、

「人生ゲーム」の超簡易版みたいなもの。



コマを進めていくと、途中で

人生を「ワンランクアップ」できる

場面がある。



でもそれは、

ルーレットの数字によって決まるので、

人生を「ワンランクアップ」できるか

どうかは、「ルーレットの数字次第」

ということになる。

 

これまでゲームをしていて

娘は「ワンランクアップ」できることが

多かった。

 

が、この日は、そうはならなかった。

 

ルーレットを回して、数字を見ると

「ワンランクアップ」できない数字。

 

それまでは、とても楽しく、

嬉々として遊んでいたのに、

6歳の娘の気持ちは、一気にどん底に…。

 

まるで天と地がひっくり返ったように、

娘の態度も180度ひっくり返った。

 

「もう、嫌だ~!!」

「やりたくない!!」

「もう一回、やる!!(ルーレットを回す)」

 

等、足をジタバタさせて

泣きわめいた。

 

この日は、私と二人でゲームをしていたから、

娘のわがまま、「勝手なルール変更」に

付き合って

「もう一回、やっていいよ

(ルーレットを回していいよ)」

と言ってもよかったのだけれど…。

 

娘も、もう6歳。

来年の4月からは、小学生。

そろそろ、「ゲームのルール」に沿って

友達とも遊べる力をつけられるようにしたい…。

 

そして、「ゲーム」は勝敗がつくものでは

あるけれど、勝っても負けても

娯楽としての「たかが、ゲーム」。

「ゲーム自体を楽しむ」ことが

「ゲームの面白さ」の一つでもある。

 

ルーレットを回して出た数字分

コマを進めるボードゲームは、

偶然性の連続。

予期できないもの。

見通しがつきにくいもの。

自分の思い通りにならないことがあるもの。

 

そういう意味では、

遊びの中で、学べることも多いと思う。

 

それで、私は譲らなかった。

 

「自分勝手にルールを変えるんだったら、

ママはやめるね。だって、つまらないもん」

 

「ママじゃなくて、お友達とやっていて

ルールを変えられたら、お友達だって

『ずるい』と思って、嫌な気持ちに

なると思うよ」

 

「ママだって、『ランクアップ』

できなかったよ」

 

「ゲームは最後まで、どうなるか

わからないよ」

 

等、その理由を伝えた。

 

しばらく、娘は気持ちがおさまらずに

泣きわめいていたけれど、

それを聞いて、少し思い直したようで…。

 

「じゃあ、やるよ!」

 

と少し投げやりに言葉を吐いて

ゲーム再開。

 

その後は、それほど悪い展開にはならず、

結局、娘が一番にあがって、ゲーム終了。

 

「自分の思い通りにならないこともある」

 

ボードゲームを通して、

6歳の娘にとってはいい学習

いい勉強になった。