北京オリンピック | Boys be ambitious~M沢よ大志を抱け~

北京オリンピック




何故だかわからないけど、
見逃しちゃいけない景色な気がした。


昔はあそこがもっと近く見えた。
歳と経験を重ねるにつれ遠く見えるようになってしまった。

僕には届かなかった。
かすりもしなかった。

でも本気で戦った。

オリンピック、最後まで自分の身体はいうことをきいてくれなかった。

調整は完璧だった。
これまでにない高揚感と筋肉の質を作り上げる事が出来た。でも超えられないものがあった。
僕の身体には無理だった。
逃げ出したかった、でもチームには4人しかいない。なんとしてでも戦うしかなかった。

チームに結果をもたらす事が出来ず、足を引っ張ってしまった。

過去2回のオリンピック全てでチームの足を引っ張るような形で終わってしまった。一緒に戦ってくれた3人に申し訳ない、でもありがとう。

オリンピック期間を通して彼らの可能性、人間性をしっかり感じる事が出来た。この先どうなるか、4年後また同じ舞台に立って戦えるかは、本人たちの努力はもちろんだけど、まわりがどうサポートできるかにかかってると思う。同じ夢を見て全力で世界を倒しにいく、そんなチームであって欲しいと心から願う。

今回、オリンピックを通していろんな選手、チームを見る事ができた。どこか夢を見ているような感覚にすら陥るほど幸せな時間で溢れていた。金メダルを取る選手、悔し涙を見せる選手、それを間近で見れた事がなによりも財産になる気がした。

僕は主役にはなれなかったけど、Team JAPANの一員として戦えたことを誇りに思います。

多くのサポート、多くの応援、全てが僕の力になりました。それを結果として形に出来なかったことは選手としてものすごく悔しい部分ではありますが、幸せな時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。

クロカンチームの戦いはまだ続いています。
男子チームにはまだ馬場直人の50kmが残っています。彼ならやってくれるでしょう。
全てのカオスにケリをつけてくれ。



僕のチャレンジを支えてくださった皆さま、
ありがとうございました!!!
さぁ、僕の人生第2章、始まります。





Miya.