9月24日 (火)
麦草ヒュッテ、7時出発。
丸山へ。
標高差は200メートル。
北八ヶ岳は、やはり苔の美しい山でした。
黄色のキノコ?!
先頭を行く先輩の中には、
喜寿を迎えた人が何人もいるのに、
休まない。
登る速度が速い。
遅れても待ってくれない。
おやつを食べない。
ようやく頂上で全員そろうことができましたが
立ったままの短い休憩。
集合写真を撮ったら、高見石小屋へ下ります。
高見石小屋は、22年前に宿泊したことのある小屋なので、
ぜひ、行きたい場所。
これが高見石小屋ですが、
思い出を共有する T さんと浸っていたら、
本隊は、小屋のテラスにザックを投げ出し、
休みもしないで高見石の展望台に登っていった。
遅れて高見石に登ると、
「はい、集合写真、岩に登れ~、こっちを向け~」
写真を撮ったら、
「時間がないぞー。10時半までに帰るぞ~」
なんとも、怪物の喜寿の先輩たち。
もちろん下山も休憩なし。
途中で、
高山病の対処法
③ 水分はこまめに補給、多めに補給
を思いだし、ペットボトルを出して水を飲んだら、
たちまち置いて行かれて、
本隊が見えなくなった。
幸い、昨日の夕暮れに2回通った道ですから、
不安はありませんが、
速度をあげていると、
高山病の頭痛がやってきた。
車道に下りた頃には、吐き気も!
先輩女史が話しかけてくれるのも、振り切って、
「頭が痛い、吐きそう、頭が痛い、吐きそう」
つぶやきながら、ひたすらヒュッテに急ぎました。
ヒュッテで待っていた人たちに笑顔も返せず、
置きザックから昨夜の薬の半分を探し出して飲み込む。
頭が正常に働かないので、
ハンカチ、カメラ、ストック、と、
あちこちに置き忘れ、
届けてもらい、
這う這うのていで貸し切りバスに乗り込みました。
1時間後、
頭すっきり! お腹も空腹!で、
目覚めたバスの窓からは、
霧ヶ峰の美しい稜線が。
怪物先輩たちは、
ここから、また登山、車山に登るという
スケジュールなのですが・・・
さて?
私はここまで、高山病、高山病と騒ぎましたが、
標高は麦草峠2100m、丸山2300mなので、
周囲のみんなはまともに、取り合ってくれません。
でも・・・
なんとか私なりの対処法を見つけた気がするので、
「もう、高い山は止める!」のは、止めます。
もちろん、下から登る体力はないので、
バスやケーブル、ロープウエーなどを駆使してですが。
(つづく)