阿佐山の縦走路は、

私たちが登り始めた10数年前は、

前を歩く人の姿を見失うと、

とたんに道も見失って、不安にかられるような道でした。

 

でも今は、マウンテンバイク用、トレイルラン用に道が整備され、

それはそれで、歩きやすく明るい道になり、

ありがたいと思っていました。

 

 

おや?

バイケイソウが、

明らかに刃物で切られた痕

 

アサノハカエデ

 

 

阿佐山には、他では見られない植物がたくさん!

 

ミヤマカタバミ

 

ウスギヨウラク

 

ウリハダカエデの花

オオタチツボスミレ

 

確かに私たちも、若いころは、

植物に対して無知でした。

目をひく花ぐらいは、愛でましたが・・・

 

ヤグルマソウの新芽

 

私たちも、やむなく植物を踏みつけることはありますし・・・

 

それどころか、

なんと、いただいちゃうこともあります。

 

ヤマドリゼンマイ

毛深いですが、手をかければ、

山菜のぜんまいとして、食べられます。

 

ツクバネソウ

 

でもねえ・・・

たった1本の茎を伸ばし葉を広げ、

真ん中に花を咲かせ種を付けて一年を過ごす

エンレイソウ

 

阿佐山縦走中の、三つ石岳から天狗石岳まで。

 

切って捨てられたばかりのエンレイソウを、

仲間の一人が拾って歩きましたよ。

ああ、こんなに!

 

誤解しないでくださいね。

若い人たちが山に入ってくれるのは、

大歓迎なんですよ。

 

でも、こんなことだけは、

止めましょうね。

 

気持ちの良いあいさつをしてくれる若者たちでしたから、

いつかきっと

分かってくれるよね。