親父:「鳥王、店どうか?」
鳥王:「うん、まだ準備の方が多くてね・・・自分の納得のいく感じではないかなあ~」
親父:「そうか、大変やな。どころで鳥王」
鳥王:「なに?」
親父:「お前の店やけど・・・、焼き鳥だけじゃ難しくね~か?」
ん、チキン南蛮食べたいってことかなあ~
親父:「やっぱり、チキン南蛮とかもやらないと、焼き鳥だけってのは難しいぞ」
鳥王:「そうやね、焼き鳥だけじゃなくて他にもやろうと思うよ」
親父:「そうやろが! なんでもやけど『専門店』って難しいやろ。だから居酒屋みたいな店にした方がいいぞ」
鳥王:「そうやね、焼き鳥の専門店じゃなくて、居酒屋みたいにチキン南蛮とかも出すよ」
親父:「そうか! そうか!それがいいぞ!!」
親父:「ところで、鳥王! お前の店、『チキン南蛮専門店』にしたらどうか!!!?」
いや、親父・・・・ついさっき専門店はだめだった言ったじゃん・・・
長嶋監督並みの親父を持つ、鳥王です。
店がオープンしてから、実にお袋が協力的です。
先日も同級生を呼んで、同窓会をしてくれました。
予定の時間になり・・・一人、また一人集まります。
「久しぶりやね~!!」
「元気しちょった~!!」
わいわい始まりました。
客席へ挨拶にでると、
「おー! 鳥王!開店おめでとう!」
「ありがとうございます。」
「むーくん、むーくん、久しぶりやねえ~」
「久しぶりっすねえ~」
「鳥王~、ふけたなあ~」
「お互いにね!」
はい、鳥王は皆さんと面識があります。
お袋はまた張り切ってビール飲んでるし。
1度に7人のお客さんは初めて。
どうにか焼き鳥は出せているのだが、厨房はパニック。
叔母が手伝ってくれているのでどうにか間に合っているが、これ一人だと・・・と思う。
ワンオペやってるお店の方って凄いなあって思う。
あーだこーだやってると、「写真撮ろう!」ってなってた。
そっと客席を覗くと・・・・
あら、楽しそう!!
3時間ほど飲み食いしただろうか。
「鳥王! タクシー呼んで!」
「飲みに行くぞ!!」
皆して、夜のネオン街に消えて行った。
今時の74歳は、実にパワフルだ!!
鳥王もこのくらい元気でいたいなあ~