みなさん、こんにちは、こんばんは。

能登半島を襲った最大震度7の地震から半年が経ちました。

震源地である石川県珠洲市では、まだ970世帯で断水が続いています。

津波で大きな被害を受けた和島港では、海底が隆起して浅くなり、200席の漁船が漁に出られない状況が続いています。

復興は道半ばであり、地元の人々は不安な日々を過ごしています。

震災後、瓦礫の撤去作業は少しずつ進んでいるものの、東海した家屋はほとんど変わらないままです。

和島市では火災の被害も深刻で、約240棟が焼け落ちました。

焼け焦げた瓦礫が未だに残っている場所も多く、解体作業は始まったばかりです。

解体申請に対して完了したのはわずか2.6%で、石川県全体でも4%程度しか進んでいません。

阪神淡路大震災や台湾の震災と比較すると、その遅れが目立ちます。

石川県の馳知事は、令和7年10月の解体完了を目指していますが、実現は難しいと見られています。

復興が遅れる理由として、和島市の担当者は人手不足を挙げています。

行政改革で職員数が減り、地理的な問題も加わって、業者の確保が難航しているのです。

また、復興の遅れには地域の過疎化や高齢化も影響しています。

和島市では高齢化率が49.4%に達し、一人暮らしの高齢者が全体の約3割を占めています。

先月、70代の一人暮らしの女性が仮設住宅で亡くなった事例もあり、高齢者の孤立が問題となっています。

震災で亡くなった人は300人に上り、そのうち70人は避難生活が原因の災害関連死です。

多くの若者が地域を離れ、高齢者だけが残っている状況で、復興は一層難しくなっています。地元の人々は「早くしてくれないと、人がいなくなってしまう」と嘆いています。

これからも復興には時間がかかりますが、私たちもこの状況を理解し、支援を続けていくことが重要です。

みなさんもぜひ、能登半島の復興に関心を持ち、できる限りの支援をお願いします。

一緒に力を合わせて、この困難を乗り越えましょう。