みなさん、こんにちは、こんばんは

今回は中国軍の高官が解任された件について詳しく説明します。

中国軍の幹部、李尚福(lǐ shàng fú)と魏鳳和(wèi fèng hé)が解任されました。

彼らは防衛大臣に相当する地位にまで上り詰めていましたが、解任の理由として人事に関して不正な利益を得ていたことが挙げられています。

これは軍内部での昇進に賄賂が関与していることを示しており、以前から指摘されてきた問題です。

昇進のために巨額の賄賂がやり取りされ、その見返りにさらに賄賂を受け取るという悪循環が続いています。

この問題は中国軍の組織全体の文化に根付いており、一部の幹部を処罰しても根本的な解決にはなりません。

例えば、日本の警察組織でも似たような問題があり、特定の人物が不正を行った場合と組織全体の体質に問題がある場合では対応が異なります。

さらに、李尚福が軍の装備品に関する汚職にも関与していたことが明らかになっています。

これは軍と契約する企業との関係が利権化していることを示唆しています。

李尚福の上司である中央軍事委員会の副主席、張又侠(zhāng yòu xiá)も同様の問題を抱えており、習近平政権はいつでも彼らを処罰できる証拠を握っている可能性があります。

習近平政権は軍内部の賄賂問題に厳しい態度を示していますが、組織全体の文化を変えるのは難しい状況です。

今後の注目点は、張又侠が失脚するかどうかです。