2026年3月10日
しばらくゆっくりしていましたが、パプアニューギニアから帰ったらすぐに仙台に移動して、今度はアンダンチが運営するキッチンカーへのペイントが始まりました。こちらは助成金事業で2月中に作業を終える必要があったため、このような強行スケジュールになってしまいました。。。あまりにもハードだったためリアルタイムでブログを更新することができませでんでしたが、記録のためここに記そうと思います。
仙台に到着したのは2月22日(日)で、パプアニューギニア から帰って2日後でした。その間に家の用事を済まし、ペイントの準備しなければならなかったため本当にバタバタでした。そして3連休だったこともあり、次女を連れていくことになり、アンダンチを経営する友人の福井くんの家にお世話になることになりました。翌日23日が祝日だったので、子供たちや従業員の皆様と共同制作を行いました。
アンダンチは2018年にオープンした多世代複合施設で、施設内には高齢者向け住宅、保育園、地域の方が利用できる食堂、障害者就労継続支援B型事業所、放課後等デイサービスなどが運営されている他、駄菓子屋さんがあったりヤギがいたり、地域の様々な方々が行きかうとてもユニークな施設です。福井くんとは2006年にケニアで出会い、それから20年の付き合いですが、アンダンチは今大きな注目を浴びていて、彼がやってきたことが大きな実を結んでいるところです。
そんな中アンダンチがキッチンカーの運営を始めることになり、そこに絵を描くことになったのは僕としても嬉しいことでした。少しでも彼の事業と関われることは喜びであり、またそのキッチンカーは災害時に炊き出しをする機能を備えているということは、彼らしい発想で僕もとても心を動かされました。
2011年3月11日。東日本大震災が起こったとき、僕は都内のケニア大使館にいました。前年に行ったケニア壁画プロジェクトの報告会を企画していたのですが、これは福井くんたち仙台のメンバーと一緒に行った活動でした。その後僕は同じくケニアで知り合った勇人と東北へ行きボランティア活動を始めるのですが、その時も福井くんたちが手伝ってくれました。当時福井家は長女が生まれたばかりで、水もガスも止められた状態で本当に大変そうでした。そんな中でも毎週末おこなう避難所でのアートワークショップの手伝いに来てくれ、とても大きな支えになってくれました。
そんな彼だからこそ、今回制作するキッチンカーは災害時には炊き出しを行う機能をつけたいという思いがありました。僕は当時毎週車で東北に通っていたのですが、その車には花の絵を描いていました。1年間東北道を走りまくった結果途中でオーバーヒートしてしまい仙台で廃車になってしまいましたが、その時の車を復活させたいという思いもあり、花の絵を描くことにしました。
また今回連休中に帰すはずだった次女が、どうしても最後まで作品を仕上げたいといってきたので、学校と相談をして1週間学校を休んでペイント作業を手伝うことになりました。僕は毎朝ホテルから福井家に向かい、次女をピックアップして制作。5時ごろまで制作したのちに福井家に次女を送り届けてホテルに戻るという生活を続けました。福井くんの家は子供が5人いてとても賑やかな家庭です。一人ぐらい増えてもどうってことないよと奥さんがいってくれたこともあり、甘えさせていただいたのですが、本当に良い経験になりました。
次女は小学2年生ですが、将来アーティストになりたいらしく、一度一緒に作品を完成させたいなと思っていました。今回は福井家のサポートもありまたとない機会でした。彼女は朝から晩まで雨の日も頑張ってペイントを続けて、ほとんど全ての花を仕上げてくれました。最後の一輪を描き終え、自分のサインが描かれたのを見たときの満足そうな顔は忘れられません。子供の頃にこの経験をさせてあげられたことは本当に良かったと思っています。福井家には本当に感謝しています。
最後は少し雨に降られてしまいましたが無事にキッチンカーは完成して、金曜日にはお披露目会が行われました。様々な方々が出来上がったキッチンカーの前で嬉しそうに写真を撮っていました。僕にとっても特別な活動でしたが、本当に素敵な活動になったと思います。昨年夏から続いた制作ラッシュもこれでようやくひと段落。ここからしばらくは家でゆっくり絵本の制作期間となります。体を壊さずよくここまでやれたと自分を褒めてやりたいです!きっとここまで過酷な制作を連続させることはこの先ないでしょう。でもやり遂げれた達成感はあります。次は絵本制作だ!










