BLOGOS紹介記事「患者の〝生きる力〟を蝕む近藤誠医師の「がん放置療法」」 | がん治療の虚実

BLOGOS紹介記事「患者の〝生きる力〟を蝕む近藤誠医師の「がん放置療法」」

BLOGOSにて紹介していただいたのでリンクを掲載します。
患者の〝生きる力〟を蝕む近藤誠医師の「がん放置療法」
http://blogos.com/article/127408/
なお以前コメント欄で質問があったのですが、当方が宗教的には中立で、政治的な発言もしないのは、多くの人々が必要とする”がん治療”については制約を作りたくないためです。
----以下一部引用-----
がんの放置が何をもたらすか――。がんの治療の現場で、日々〝患者の命〟と向き合う医師から見た、近藤誠医師の主張の虚実と問題点に迫る。

がんの治療は患者の数だけある
 近藤誠医師(元・慶応義塾大学医学部専任講師)は、ベストセラーになった著書『患者よ、がんと闘うな』『抗がん剤は効かない』などで、がんの3大療法(外科手術・化学療法・放射線療法)は意味がないばかりか有害だと声高に訴え、「がんは放置すべし」と主張しています。

 私は約20年の医師人生を腫瘍内科医として、がん患者さんに向き合ってきました。そのなかで、現状のがん治療の限界も、奇跡のような生還事例も経験してきました。それ以上に目にするのは、日々、病気と格闘する患者さんたちの姿です。

 近藤医師の本では、「がん治療」というものがひとくくりにされてしまい、「抗がん剤は副作用で患者さんを苦しませるだけで、効かない、意味がない」などと安易なレッテル貼りが行われています。

 ところが現在、実際の治療の現場での抗がん剤使用は、まず第1に「副作用対策」が優先され、「治療効果」はその次です。どんなに優れた薬剤でも継続できなければ意味がありません。だから副作用のコントロールを重要視するのです。

 近藤医師が言うところの「抗がん剤の副作用」は、30年前の冶療状況を指すもので、現状とは程遠い古い情報であることを心に留めておいてください。

 また、これは臨床の場でとても重要なことなのですが、がんの治療に「1人として同じ治療はない」という鉄則があります。

 仮に同じがん種・同ステージだったとしても、患者さんの体力や体質、さらにはがんの性質は千差万別です。目の前の患者さんのことをよく知らなければ、最適な治療を選択することは不可能です。

 昨今は、インターネットをはじめ多くの情報が流れていますが、それだけ膨大な情報があったとしても、ご本人に当てはまるものは9割ないと考えていい。現実に必要なのは、患者さんごとのオーダーメード治療です。
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